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オシレーターとは? 〜4種類/サイン波/三角波/矩形波/ノコギリ波/を覚える〜 [音楽用語 vol.006]
オシレーター(Oscillator)
音の元になる波形を作り出す発振器のことです。
シンセサイザーのエディット画面には「OSC」と略されることが多いです。
シンセの種類
シンセの種類(減算方式、加算方式、PCM方式)によって元となる素材が異なってきます。
減算方式(アナログシンセ)・・・ 波形(オシレーター)
加算方式(FM音源シンセ)・・・ 周波数の変調
PCM方式(PCM音源シンセ)・・・ WAVファイルデータ
4つのオシレーターを使って音作り
オシレーターで特に覚えておかないといけないのが、減算方式のさまざまな波形からなるオシレーターです。
大きく4つ「サイン波」「三角波」「矩形波」「ノコギリ波」に分かれています。
「サイン波」・・・もっとも基本的な波形で、丸く柔らかい音。倍音がなく透き通った音。近い周波数は、倍音のないオルガン。
「三角波」・・・二等辺三角形の形をした波形で、丸めな音。サイン波に倍音が少し加わり、高い成分に向けて減衰していく。近い周波数は、ベース、フルート。
「矩形波」・・・四角い形をした波形で、少し割れた音。倍音が高い音まで加わっている。近い周波数は、クラリネット。
「ノコギリ波」・・・ノコギリの形をした波形で、強く尖った音。全ての整数倍音が含まれている。近い周波数は、ブラス、バイオリン。
その他のオシレーター
そのほかにも「パルス波」「ノイズ」といったものもあります。
「パルス波」・・・矩形波の変形型で長方形の組み合わせ。ノコギリ波に似た尖った音。波形の長方形の長さによって矩形波に奇数倍音が加わり、ノコギリ波の音に近づきます。近い周波数は、オーボエ、ファミコンの音。
「ノイズ」・・・オシレーターとはちょっと違う使い方をしますが、形がランダムな波形。いわゆるノイズ音。音が埋まって、高い音に向けて上がっていく。近い周波数は、テレビの砂嵐。
これらのいろんな波形を「OSC 1」「OSC 2」「OSC 3」で組み合わせて、無限の音作りが出来ます。
このオシレーターを元にして、LFOやエンベロープを使ってさらに音の個性を作っていきます。
これがシンセサイザーの音作りのしくみで、オシレーターの存在がとても重要な役割をしています。
これは音と一緒に暗記しておかないと、シンセの音作りがスムーズに進まないので、必ず覚えておきたいです。
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『オシレーター』をもっと詳しく知りたい方はこちら
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