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『T-RackS Leslie』レビュー 〜 T-RackS 5のレスリー・スピーカー〜 [vol.148]

普段良く使うソフト・機材を簡潔にレビューしていきたいと思います。
今回はIK MultimediaのT-RackS 5に収録されているレスリー・シミュレーター、『T-RackS Leslie』の使ってみた感想を紹介します。

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特 徴

・Leslie®公認のロータリー・スピーカーのエミュレーター。
・5種類のアンプ、6種類のキャビネットで構成。
・IK Multimedia「Leslie Collection」に収録。

使ってみた感想

今回紹介するのは、IK Multimediaの『T-RackS Leslie』というプラグインです。

T-RackS版とAmpliTube版があり、その2つをバンドルにしたものが「Leslie Collection」になります。

レスリー・スピーカーを再現したシミュレート・プラグインですが、使おうと思うと使い所はたくさんあります。
そして、実際使ってみると楽しくて気持ちの良いサウンドが作れます。

レスリー・スピーカーとは、ドップラー効果を使って音にビブラート効果をつける、特殊なスピーカーのことをいいます。
「ロータリー・スピーカー」ともいいます。

ハモンドオルガンとの相性が良く、ディープ・パープルをはじめ、スピード感のあるオルガンサウンドをロックサウンドに積極的に取り入れるミュージシャンがたくさんいました。
オルガンだけではなく、エリック・クラプトンやジョージ・ハリスンなど、ギターにも取り入れるギタリストも出てきました。

今回の『T-RackS Leslie』は、そんなロックサウンドをたくさん作ってきたレスリー・スピーカーを、細かいところまで再現できる仕様になっています。

『T-RackS Leslie』 使い方

左上「SETUP」「AMP」「EQ」の3つの中からセッティングができます。
下の画面が切り替わって、各パラメーターが簡単なイラストで表示されていて、分かりやすく調整することができます。

左下で 音を変化させる重要なローターのスピードを変えることができます。
右上の「BRAKE」をクリックすると、テープ・ストップのようにローターが止まります。

真ん中の画像に 実際にあるレスリ・ースピーカーのモデルが6つ用意されていて、選択ができます。

「Leslie 122/122A/147」

「Leslie 3300w」

「Leslie G37/Studio 12」

クリックすれば中の構造を見ながら調整ができて楽しいです。

右のフェーダー「HRON」は上部に付いている高域の音の変化を作り出す「ホーンローター」の調整ができます。

「DRUM」は下部に付いている低域の音の変化を作り出す「ドラムローター」の調整ができます。

「OUTPUT」 出力の調整ができます。

好きなところ

・レスリー・スピカーに合ったパラメーターで音作りができる。
・本物のようにレスリー・スピカーが画面上で動いて、見ながら音が作れるのが嬉しい。

気になるところ

・面白く、特にありません。

こんな方にオススメ

・60〜70年代のロックサウンドが好き
・アナログなサウンド作りが好き

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『レビュー』をもっと詳しく知りたい方はこちら


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