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『CLA Bass』レビュー 〜 ベースの音を簡単にしっかりした音にするプラグイン〜 [vol.156]

普段良く使うソフト・機材を簡潔にレビューしていきたいと思います。
今回はベース調整プラグイン、wavesの『CLA Bass』の使ってみた感想を紹介します。

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特 徴

・グラミー受賞エンジニア、クリス・ロード・アルジが監修したベース専用のプラグイン。
・ベースの調整がむずかしいところまで、最適な調整が直感でできる。

使ってみた感想

今回紹介するのは、wavesのベース調整プラグイン『CLA Bass』という、ベースの調整に特化したプラグインです。

wavesではおなじみのクリス・ロード・アルジさん監修のプラグインです。

エアロ・スミス、U2、フー・ファイターズ、ミューズなどを手がけるエンジニアで、CLAシリーズはハードロックに合うようなパンチのあるバキバキした重厚なサウンドに近づけることができます。
ポップスにもこういったサウンドはかなりいい仕事をします。

ベースの音作りは、とても重要です。
楽曲の周波数の一番土台で大きな範囲で支えています。

それでいて最近は携帯のスピーカーで音楽を聴く人が多いので、ハイの成分でもベースを感じさせる音作りも要求されます。

ベースを2つのトラックに分けて、一つのトラックをサブベースとして低域を支えるトラックを作る方法がありますが、安定したサブベースを作るのはむずかしいです。

そのあたりもとても頼りになるありがたい、サブベースのフェーダーがあります。

EQでの細かい設定は全体のミックスの時に行うとして、まず大雑把にEQ処理をするには最適なフェーダーです。

CLA Bassの使い方

ベースに重要な最低限の6つパラメーターに絞って調整します。

「BASS」・・・「SUB」「LOWER」「UPPER」からベースの存在感を狙って低域を調整できます。

「TREBLE」・・・「HONK」「BARK」「CUT」からベースラインを狙って中高域を調整できます。

「COMPRESS」・・・「PUSH」で音を押し上げるようなコンプ、「SPANK」でアタックの強いコンプ、「WALL」でブリックウォール・リミッターのようなコンプの調整ができます。

「SUB」・・・エンハンス効果で低域を作り調整できます。

「DISTORTION」・・・メタル・ハードロックでよく聴く、歪んだベースを作ることができます。ベースが浮いて聞こえる場合、少し歪ませると楽曲に馴染みやすくなる場合もあります。

「PITCH」・・・80年代のようなコーラス効果も加えることができます。

好きなところ

・サブがやりやすくて便利。
・音作りに時間がかからない。

気になるところ

・シンプル優先ということで、特にありません。

こんな方にオススメ

・ベースの音作りが苦手
・クリス・ロード・アルジが好き

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『レビュー』をもっと詳しく知りたい方はこちら


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