LFOとは?〜動きのある音作り〜 [vol.149]
LFO(Low Frequency Oscillator)
人の耳には聴こえない低音域のオシレーターのことをいいます。
オシレーターといっても一般的なオシレーターのような使い方をするのではありません。
シンセサイザーの中では0.1〜10Hzあたりの低周波数を発信させ、その波形の動きを利用しモジュールとして、「VCO」「VCF」「VCA」などにモジュレーションをかけて変調させる大きな役割をしています。
シンセの中には複数LFOが搭載しているものもあり、音程、音量、カットオフなどあらゆるパラメーターをコントロールすることができます。
そして、さまざまな「動きのある音色」を生み出すことができます。
LFOの使い方
LFOでは「音程」「音量」「カットオフ」などがよくコントロールされます。
それを周期的な動きを指示することができます。
「音程」・・・ビブラート
「音量」・・・トレモロ
「カットオフ」・・・ワウ
のような効果をコントロールすることができます。
パン(LRの定位)にLFOをリンクするとパンニングもコントロールできます。
オシレーターの特徴を活かした変調
LFOはそもそもオシレーターなので「サイン波」「三角波」「矩形波」「ノコギリ波」「パルス波」などの種類があります。
その波形の違いによってコントロールの変化が変わってきます。
この違いが、それぞれ特徴のある音の動きを作り出す面白いポイントになります。
LFOのコントロールを把握(はあく)して使えるようになると、シンセならではの動きのあるシンセが出来て幅がとても広がります。
<サイン波>
なめらかなに変化することができます。
<三角波>
サインはに似ていますが、もっとハッキリ変化することができます。
<矩形波>
一定のリズムで0か100かでハッキリ変化することができます。
<ノコギリ波>
尖った動きで、より鋭く変化することができます。
<パルス波>
矩形波に似ていますが、間隔が違うリズムで変化することができます。
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『LFO』をもっと詳しく知りたい方はこちら
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