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ラーニングジャーニーとは?

今日は、ラーニングジャーニーの原理について書きたいと思います。

僕が、ラーニングジャーニーと最初に出会ったのは、2015年から始まった「福島ラーニングジャーニー」です。

社会変革ファシリテーターのボブ・スティルガーさんの場が、毎年開かれるようになり、そこに一人分の参加費を寄付しつつ、2019年には、マレーシアから自分も参加しました。
 
そのときに、最初に投げかけられた問いが、
「何があなたをここに連れてきましたか?」
でした。
 
これは、個がいろいろなものを選択しているという世界観ではなく、根源的なプロセスに個が動かされているという世界観から発せられている問いです。
 
自分を動かしている根源的なプロセスは何だろう?
 
という問いを自分自身に投げたとき、出てきた言葉が、
「本物のファシリテーターになるために来た」
でした。この言葉が口から出たときに、背中に電流が走ったようになり、息ができなくなりました。
 
その身体的な反応を通して、その言葉が、自分にとっての真実だということを知ったのです。
 
私たちは、頭で認識している「自分」と、より根源的なプロセスから出現する「自分」とから成り立っています。
 
自己変容とは、より根源的なプロセスから出現する「自分」の声に耳を傾け、その声を、頭が認識している「自分」が受け入れたときに起こります。
 
この原理は、社会変容とフラクタル関係です。
 
社会は、制度で成り立っているシステムと、根源的なプロセスから出現する部分とから成り立っています。

社会のパラダイムシフトとは、根源的なプロセスから出現する声に耳を傾け、その声を社会システムが受け入れて統合したときに起こります。
 
ラーニングジャーニーとは、社会システムの周辺部を旅して、根源的なプロセスから出現しつつある声に耳を傾けます。

それは、社会の声であり、同時代を生きる私たちの声でもあります。
それに耳を傾けたとき、社会や個人の変容の可能性が開かれます。
その可能性を開くのが、社会変革ファシリテーターの仕事です。
それは、端的に言えば、何が出て来ても受け止める覚悟を持ってそこにいるということです。

顕在化しているシステムと根源的プロセスの関係

この図は、個人変容の図でもあり、社会変容の図でもあります。根源的なプロセスから立ち上がる声(ナラティブ)によって、顕在的なシステムが変容するという点では、個人も社会も相似形なのです。

広島ラーニングジャーニー 

今年の3月、教育未来フェス@広島が行われ、その冒頭あいさつのために広島に行きました。

教育に熱い人たちがたくさんいて、未来フェスの後の宴は、いつまでも続きました。 

そのときに、「また、広島に来ることになりそうだ」という予感がしました。 

未来フェスを企画した余島純君が、
「焼け野原になった8月、立ち上がった9月」 
ということを言っていて、広島で9月に何かをやりたいということで企画をしていて、そこで一緒に何かやれないかと話している中で、「広島ラーニングジャーニー」の構想が立ち上がってきました。 

広島というフィールドのエッセンスは何なのか?
根源的なプロセスから出現してきたのは何だったのか?
今、新たに何が出現しようとしているのか? 

このような問いを抱きながら、根源からの声に耳を傾けに行きます。

日程 8/31, 9/1, 9/2
※3日通してやりますが、1日だけの参加も可

詳しい内容や、お申し込みは、こちらをご覧ください。

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