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【セルフライブレポ】SAKAE SP-RING2024後編【本人解説】

後編はちょっとサイドストーリーというか、BIGMAMAとSAKAE SP-RINGとの歴史は、同時にBIGMAMAと1人のライブカメラマンとの歴史だったりもします。

10年前のSAKAE SP-RING2014
僕らのステージを客席で見ていた1人の青年は、そこで見たものを、感じたものをきっかけに、ライブカメラマンになることを決意するわけなんですけれど、10年後のSAKAE SP-RING2024。僕らのステージの写真を撮ってくれていたのはその時の青年、今、現在進行形で僕らのライブ写真をメインで担当してくれている、他でも無い、タカギユウスケ氏でした。

そんなことは全く知らず、時は2019年のMERRYROCK PARADE。
この時のライブ写真がふと自分の目に留まりました。

それまで自分の中でライブ写真に対して、ライブ中の表情や動作を如何にして切り取るかというイメージがあったのが、その写真は、光を使ったアート作品のような、自分たちの音楽を使って二次創作、返歌に近いというか、また新しい贈り物を貰っているような気持ちになれるところが素晴らしいなと思いました。

自分たちのライブは、あくまで楽曲が主役なんです。
一人一人誰がどうこうというのも、全ては楽曲のため、作詞や作曲をして、歌を歌っている自分よりも、楽曲の言うことが絶対ですし、誰よりも何よりも偉いんです。なんて思っているタイプのバンドですから、それを大事にしてくれる、さらに膨らませようとしてくれている、そんなところが感性にとても響いたのだと思います

今日の写真なんか良かったよね、今度この人にまたお願いしようよ。あんまりちゃんと憶えていないんですけど、マネージャーとそんな会話をした記憶があります。

そこから今に繋がってくるのですが、実際に会って話を聞いたら、あの日のサカスプがきっかけなんですと。一生懸命頑張ることを長く続けていると、そんな宝物のような、ご褒美のような言葉を掛けてもらえる日もあるんだなと。

当時からBIGMAMAの写真誰が撮ってるの?と良く聞かれていましたが、そこからは彼のセンスと、実力と、努力の賜物です。今では様々なアーティストや、フェス、イベントに引っ張りだこな彼の活躍を、さも自分のことかのように誇らしげに、とても嬉しく思っています。

この日のライブはSAKAE SP-RING2024は、
昨年交通機関のトラブルで辿り着けなかった5人での完成系をお届けする、みたいなことに話の筋、物語がありました。

1. No.9
2. POPCORN STAR
3. CPX
4. 物理|Time is like a jet coaster
5. 荒狂曲”シンセカイ”
6. 現文|虎視眈々と
7. MUTOPIA
8. 美術|ESORA
9. ワンダーラスト

どうやら結果的に彼の心に響いてくれたみたいで、目をキラキラと輝かせながら、まるで自分のためのようなセットリストでした(みたいなこと)を嬉しそうな顔で言っていたので、(まあそう言うことにしておこうと思って)そうだよ、と言っておきました。あるある。

どこかの誰かのきっかけであることに、喜びも、感動も、生き甲斐にも近いものがありますし、同時にとても重く、責任にも感じます。そんな言葉に恥じないようなバンドで、ミュージシャンでありたいと常日頃から心に留めておけたら。

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