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M's Story ③ 震災後〜復興応援

Masato's Story ③ 震災後〜復興応援

震災後

震災から1年。

Story②でも触れたが、東京でチャリティーコンサートを続けるのは、仕事のなくなった音楽家たちに出てもらうには負担も大きく、他の方法を考え出した。

その一つとして、被災地での演奏。ただし現地の様子がよくわからない状況であったため、そういう場を設けているところに行くことにした。

そして、同じ東北出身の音楽家4名で南相馬へと赴いた。

この時は復興作業にあたられていた知人が避難区域の様子を案内してくれた。

被害の様子はここには直接載せませんので、ご覧になりたい方は個人のfacebookアカウントのアルバムを公開設定にしてありますので、そちらをご覧ください。
▶︎ アルバム:2012年相馬〜南相馬

その翌年からは、同じくStory ②で触れた通り、福島県いわき市に赴き無償の公演を行っている。

復興

2013年。子供たちが疎開し街からは「活気」というものが失われていた。温泉街も、観光客はおらず、復興作業のためのトラックだけが何台も通り過ぎていく。

復興応援企画としてスタートし、近くにお住まいの方、仮設住宅にお住まいの方々や、避難先からはるばる通ってくる子供たちに無償で音楽を届けた。

月日が流れるにつれ復興作業が進み、子供たちが戻ってくると、街には少しずつ、人々の生活の空気が感じられていくようになった。そして、ご年配の方々が、宝物のように子供たちの登校する姿を見守っているのをみて、「ああ、やはり人々が生きていく街、世界に必要なのは子供たちなのだな」と強く感じた。

そして、活動も、いわきの未来を担って行く子供たちへの活動をより主軸として行くようになった。この活動は様々な方のご協力のもと、現在でも継続している。


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