音声メディアの危険性
家業を継がない、中小企業の社長の息子です。
後継者として10年以上過ごしてきた経験から、跡継ぎの立場から見た事業承継について、たまに自分自身の考えなどについても、あれこれ書いています。
今日は、『音声メディアの危険性』というテーマで書きたいと思います。
ちょっと、過激なタイトルですね^^
僕は、音声メディアが大好きで、特にvoicyを聞くことは、もう僕のライフワークです。
自分でもstand.F.Mで発信したりもしているくらい、音声メディアは大好き。
そんな僕だからこそ、最近、ちょっとやばいなって感じている事があります。
それは、『常に意識を奪われて、思考時間がなくなっている』ということです。
なぜなら、隙間時間は、ほぼ音声メディアを聞いているからです。
どういうことか、説明しますね。
みなさん、1日のうちに『ボーとしている時間』ってありませんか?
その時って、何を考えていますか?
たぶん、「特に何も考えていない」って思っている人も多いかもしれませんが、実は、色々と脳の中では思考しています。
「あの時のあれ、よかったなー」とか、「あれって、もうちょっと良くできたかもなー」とか、「何食べようかなー。昨日は肉だったから、魚がいいな」みたいに、ボーとしていても、何かしら考えているはずですよね。
僕が思うに、この時の『思いのままにしている思考』って、実は脳内の整理にとても重要な役割を担っているんじゃないかなって思うんです。
この『ボーとしていて、一見無駄な時間』が一定時間あることで、むしろそれ以外の生産性を上げているんじゃないかって、最近は思い始めました。
音声メディアは、この『ボーとしている時間』を容赦なく奪います。
これが、僕の思う『音声メディアの危険性』です。
具体的に僕の場合でお話ししますね。
僕は、どちらかというと色々と物事を考えることが好きなタイプです。
「今後、こうやっていったら、どうなるかな」とシュミレーションしたり、
「あの事柄は、こういう風に自分の仕事に転用できるかもなー」とか、そんなことを考えるのが好きで、その思考をめぐらした結果、いいアイデアが出たりすることも結構あります。
なので、今までは、日々の生活の中で、例えば車の運転中なんかでは、しょっちょう色々なことを考えたり、妄想したりしていました。
でも、今は大好きな音声メディアがあります。
今まで、色々と思考したり、妄想したりしていたこの『ボーとする時間』に、現在は音声メディアを聞いています。
トップインフルエンサーの方々の話は、それこそ本当にためになるし、いいインプットになっているのですが、自分自身の思考の時間は、限りなく少なくなってしまったと、感じることがあるんです。
ですので、自分が思考したいと思うときには、あえて音声メディアを止めて、ボーとした思考時間を作るという行動をとるようになりました。
音声を聞きたい時に聞くのではなく、思考したい時に止める。
それくらい、音声メディアを聞くことがデフォルトになっているんですよ。
僕だけかもしれませんが、これって、相当ヤバいかなって思います。
大切なのは、インプットとアウトプットのバランス。
音声メディアって、どうしても受動的になってしまうメディアです。
発信側はいいと思うのですが、ただ一方的に受信している側は、意識的に思考をめぐらせるようなアウトプットもしていかないと、どんどん自分の思考性が弱まっていってしまう危険性がありそうです。
その辺を意識しつつ、音声メディアと上手に付き合っていくスキルっていうのも、これから大切なスキルになりそうだなーと思いました。
『音声メディアの危険性』。
それは、ボーとする時間がハックされて、思考時間が奪われすぎるかもね!っていうことでした。
みなさんは、どう思いますか?
以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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