見出し画像

ファッションサイコロジー

僕は自信がありません。
今をときめくイケメン俳優さんのように、顔が良いわけでも無い。
身長も平均よりだいぶ低い。
小さい頃からの悩みでした。

子供の頃から釣りが好きで、よく親父と週末は海や川に出かけていました。
僕はバス釣りが好きで、ルアーを買いに釣具屋に顔を出して、そこの定員のお兄さんとお話しするのが好きでした。
ちょうどネット通販も普及してきた頃で、いろんな釣具屋のHPを見ていた時に衝撃的なものが映り込みました。

それはジーンズでした。
釣具屋になんでジーンズが。
ある釣り具メーカーの姉妹会社がジーンズのブランドをしていたんです。
いわゆるLEVI'Sの大戦モデルをベースにしたレプリカジーンズだったのですが、そのジーンズが凄く格好良くて。。
当時小学校5年生ながらもその魅力にどっぷり浸かりました。
初めて手にしたのは中学生の時。
そのブランドの古着を、お小遣いを貯めて買いました。
嬉しかったなあ。
13年経った今でも、そのジーンズは持ってます。

服が好きになったのには他にも理由があります。

モテたいから。

そんなもんです。笑
自信がない僕はおしゃれになって女の子にモテたかった。
自信を付けたかったんです。
そうしたらいつの間にか、ファッションの仕事をしたいと志すようになっていきました。

今では僕のことをお洒落だと言ってくれる人がいたり、格好良いと思っていただける方が増えて本当に嬉しい限りです。(自惚れしているわけではありません。笑)
お陰様で、ファッションを通じて沢山の素敵な方と出会うことが出来ました。
それは単純に友人としてだけでは無く、経験豊富な人生の先輩方や、良きビジネスを展開する上で出会った方、本当に様々です。
これはとても凄い事です。
僕が服好きでなければ、恐らく出会えなかった方ばかりだったと思います。

ファッションには魔力があります。
人生を良い方向に変える、とてつもない力が。
僕がそうだったように。

この魅力をどうにかして伝えることは出来ないだろうか。
そう考えていた時に出会ったのがFashion Psychologyでした。

Fashion Psychology 直訳すると「ファッション心理学」です。
「人が服を着ることによって心理がどのように作用するか」という研究分野です。
ざっくりとまとめてしまいましたが、服を外見的な視点では無く、着る人の内面にフォーカスを当てて考察します。
服のデザインや色、スタイルがどのように人の行動を取らせるか。

僕の場合は、服を着飾ることで、

「人よりも格好良く映りたい」
「紳士的な振る舞いをしたい」
「自分のセンスを磨きたい」

という心理を起こさせました。

その心理に突き動かされた結果、僕は普通ではなかなか会えないような方々と出会うことが出来ました。
しかし、僕自体は会話が上手なわけでも無く、むしろ内向的な性格です。
今でこそ社交性はそこそこですが、まだ人見知りの性格は治ってません。
ではなぜ出会いの幅が広がったのか。

少し長くなってしまったので、今回はここまで。
この答えは次回に持ち越したいと思います。

Masato Kajiura

写真 : 2017年 夏 iaiのopen atelierにて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?