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アーティストに学ぶコラボ力 Vol.1

ある程度長く洋楽を聴いてきた自分にとって近年思うのが
「コラボが多いよなぁ」ということ。

細かい事は知らないのですが、昔ってレコード会社などを超えて
コラボってそこまでなかったような気が。
それが今や「feat.誰々」「with誰々」などが凄く増えた印象です。

今回はその中でもコラボ職人というか、組むアーティストのセレクトに
感心してしまうアーティストを3組3種のコラボ・スタイルをご紹介。


記事を読む用BGMはコチラ。
Pet Shop Boys - What Have I Done To Deserve This(1987 UK:2 US:2)
(Pet Shop Boysの記事はコチラ)
当時若手だったPSBが大御所ダスティ・スプリングフィールドと
コラボしたヒット曲。 コラボ上手いなぁと思いました。


では3選いきましょう。

1、Charli XCX:若手引き上げ型

初期のIcona Popとの「I Love it」、Iggy Azaleaとの「Fancy」など
組んだアーティストの魅力を最大限引き出すタイプ。
しかもそれが大御所ではなく、これからの若手中心。
「私を介してメジャーになって」と言っているようでもあります。
個人的にはぐるナイ「おもしろ荘」スタイルと呼んでます。


2、Daft Punk:レジェンド・リスペクト型

彼らは頻繁にコラボ、という事でもないですが、
それでもDaft Punk(ft.Pharrell Williams)Get Lucky(2013 UK:1 US:2)は
・32か国以上でチャート1位を記録
・2014年「第56回グラミー賞」で最優秀レコード賞と最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンスを受賞
というレジェンドのナイル・ロジャースを「どうだ、この人凄いだろ!」と
現在に魅力を知らしめた功績が本当に凄いと思います。
あと、ビジュアルに日本の松本零士氏を起用したのも凄いですね。
個人的には「香取慎吾欽ちゃん」スタイルと呼んでいます。


3、Gorillaz:レジェンド、取り込み型

ラストはゴリラズ。
もう今やゴリラズって、バンドというよりは「実験場所」みたいな印象。
このサウンド+このアーティスト=化学反応
こんな実験みたいなコラボが続々です。
エルトン・ジョンロバート・スミス(The Cure)、etc...

ジャンルもポップスからロック、ヒップホップまであらゆるアーティストが
「ゴリラズ」という異種格闘技のリングに登場。 夢のカード続出。
個人的には「総合格闘技型」スタイルと呼んでいます。


オマケにもう1アーティスト。
自分が「コロッケ」スタイルと呼んでいるパターン。
要は、自分がそのアーティストのカバーをすることで、
ネタ元のアーティストが売れる事。
まるでコロッケ、美川憲一のように。

それがこの曲。
Run-D.M.C. - Walk This Way(1986 US:4 UK:8)
(Run-D.M.C. の記事はコチラ)
彼らがロックのレジェンド、エアロスミスのカヴァーをすることで
当時低迷していたエアロスミスが大復活を遂げ、それは後の
映画「アルマゲドン」の一般ブレイクまでつながります。

そんな感じで、コラボはお互いWin-Winになる場合が多いです。
ぜひアーティストから学び、明日から仕事に応用したいですね(難

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