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「プロ」ミュージシャンとは、、

「プロ」ミュージシャンとは何ですか?


そして、既に「プロミュージシャン」のあなたは何のために音楽を
演っているのでしょう。
(以下、あくまで自分の考えです。 「正解」かどうかは問いません)


自分が考えるのは、「プロ」ミュージシャン」とは人に
「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇!と思わせることのできる存在」だと思います。 

さて、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇!の中身は何でしょう。
はい、長くてわかりませんね(^^;;

今回の記事を読む時用のBGMはコチラでどうぞ。
AC/DC - Whole Lotta Rosie (Live At River Plate, December 2009)


一般的に「プロ」の定義は、それを行う事によりお金を生み出したり
生計を立てていることを言いますよね。
ま、それはそれで「職業」としては正解なのでしょう。

先日、こんな記事がありました

いわゆる「ギター・ロック」が衰退しているだの色々言われる昨今、
ギター・ロックのレジェンドが放った一言。

「僕らの新作をきっかけに、キッズにギターを手にしてもらいたい」

これ!
これ、まさに!
これこそが、「プロ」だと思って考えさせられました。

そう、「プロ」ミュージシャンとは良い作品を作ったり、
演奏や歌で人々を感動させたり、というのはもちろんですが、
人に「自分も音楽を始めたい!」と思わせるのが「職業」ではなく「存在」としての「プロ」ミュージシャンではないだろうか、と改めて思いました。
現在プロの有名ギタリストでもアンガス(Gt)に影響を受けた人は無数です。

つまり、冒頭の○○の中は
自分も音楽を始めたい!と思わせることのできる存在」です。
(あくまで自分の考えね)

そういう意味でいうと
60年代のビートルズ、70年代のセックス・ピストルズ、
90年代のニルヴァーナなどがなぜレジェンドなのかが納得です。

彼らは楽曲のヒット以上に「キッズに音楽を始めさせた」から
現在でも語り継がれる存在なのだと思います。

ピストルズはたった一枚のアルバムながら後進に大きな影響を与えました。

これは時代背景もあるでしょう。
70年代当時、プログレなど高度な演奏技術や素人が手を出せない高価なシンセサイザーによる音楽が持てはやされていた時代。
「音楽を演る」ことの敷居がどんどん高くなっていました。

そこへ、このピストルズ。
音楽は技術でも金でもない、という完全逆張り状態。

「これだったら、俺にもできる! いや、むしろ俺の方が上手いかも!」

って思いません?
実際、この当時の10代のキッズ達が楽器を手に持ち、歌い、
その後多くのバンドが世界的に成功しました。

そう考えると、
お笑いにおいてもダウンタウン、松本人志さんなどはしゃべくり漫才が
普通だった時代に一見「脱力」「だらだら」といったスタイルで売れた
事により「あ、マシンガントークでなくてもいいんだ」と思ってお笑いを
始めた人も多いのではないでしょうか。

やはり上記のピストルズ同様「業界人口を増やした」から今の存在
なのだと思います。

三浦知良さんが「キング」と呼ばれるのも同じだと思います。
自分は全くサッカーを知らないのですが(^^;;
ただ、たまにテレビで見る三浦さんを見ると
「あー、この人ってサッカーが本当に好きなんだろうな」
は十分表情から伝わってきます。

多分、そこらへんの一流サッカー選手より単純な「技術」は年齢の
せいもあり、劣るのかもしれませんが、
ただ、「サッカーって楽しい」は最前線の選手よりもにじみ出て
いるのではないでしょうか。

今回取り上げた人たちに共通するのは、結局技術は2の次で、
物事に対する「これが好き!」という「姿勢」が次世代の
「自分もやりたい!」につながるんだろうなぁ、
って思います。

以前に書いた記事がこちら、

これを踏まえて、もう一度この映像をみてください。

AC/DC - Whole Lotta Rosie (Live At River Plate, December 2009)

0:41からのアンガス・ヤング(Gt)の演奏。
「ギターが好き、ロックが好き」が伝わってきませんか?
これが約45年人気でレジェンドであり続ける要素だと思います。


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