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マーケティング思考

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記事一覧

コロナ状況下から、商品・サービスの選択行動について考えてみた~魅力度と距離と被視感~ #思考整理

2020/3/31のNews Picksの記事(参考記事※1)によるとコロナの感染抑止のために約23億人が何らかの生活上の制限を受けていたらしい。世界の人口が77億人ぐらいなので、約30%の人の行動が制限されていたことになりますね。 そんな行動が制限されているなかで、これまでの商売の方法では成り立たない状況が発生し、その課題にたいして改善するアイデアをみんなが出し合っています。ぼくもそこに少しで寄与できることはないかと思い、コロナによって変化した購買行動を基に、商品・サービ

ソーシャルメディアマーケティングの #2020年代の未来予想図 を考えてみた

noteのお題「#2020年代の未来予想図」にのって、ソーシャルメディアマーケティングの未来予想図を自分なりに考えてみたお話。 次世代のソーシャルメディアマーケティングを考える事を中心に「4つの共」「共創とバリューチェーン」「差別化と競争優位」「次世代のコンセプトSMM2.0」と話が広がっている内容なので1つでも新しい視点を提供できていたら幸いです。 ソーシャルメディアマーケティングというと、ソーシャルメディアを用いて情報発信をし、想起率・好意度・購入意向の向上や、クチコ

「情報」の逆引きと「文脈」と「UGC」と「マーケティング」

人は情報の断片で想像し、楽しみ、発見する、というお話。 いきなりですがGoogleの「パリの恋」ってCMご存じですか?検索窓のなかに次々と入力される断片的な情報だけで、顔も声もわからない人を想像させ、ドキドキとワクワクとウレシサを与えてくれるCM。 実際のCM(英語)はこれです。 日本語に訳すと恐らくこんな感じ。 「勉強 海外 パリ」 「カフェ 近く ルーブル」 「翻訳:tu es tres mignon(あなたはとってもキュート)」 「気の引き方 フランス人 

ソーシャルメディアの活用に、3つの視点と1つの軸を加えると、新しい可能性が見えてくるお話。

ソーシャルメディアの活用における企業アカウトのメインは「伝達」。でも、それだけだとソーシャルメディアという資産の「3分の1」しか使われてないかもしれないというお話。 少し大きなフレームから考えてみたいと思います。 企業の価値創出の流れを単純化すると、 商品・サービスを「生産」し、それを生活者に「伝達」し、「利用」してもらうコト。 基本的には、この流れに当てはめることができ、この流れを最大化した先に売上があると思います。 図にするとこんな感じですね。 この3つの工程の

手段の目的化をマーケティング目線で考えてみた #思考整理

なんだか、”手段”をどう活用したらいいの?って議論が目につくなと思い、自分なりに目的と手段について少し考えてみた。 手段をどうやってビジネスに活かすか?というアプローチは、一時的に成功を生み出す可能性はあるけれど、長期的には続かないと思う。なぜなら、手段は常に進化し、常に代替品の脅威にさらされるため。 でも、手段が対処すべき目的を抑えておけば、現在使っている手段の行き場がなくなった時、次の一手を打ちやすくなるんじゃないだろうか。恐らく、手段ファーストの状態だと、手段の行き

マーケティング課題と渋滞の意外な共通点

ふと前職のシゴト(まちづくりコンサル)と現職のシゴト(マーケティングコンサル)に共通点があるなと思いながら、ツブやいたのが下のツイート。 図示してくれってツイートですが(笑 要するに・・・ ・『部分最適化』に加えて『全体最適化』の視点が必要 ・渋滞(課題)は『広げる』『追加する』『誘導する』の3つで解消 ・出発点と目的地までの経路(消費者行動)を俯瞰 道路網が複雑な日本は、道路を線でなくネットワークで捉えて、エリアで渋滞解消を行っていく必要があります。 (昔、車や人の