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ミャンマーでコロナ感染症と闘う

 ミャンマー国内のコロナ陽性患者は4月6日現在21名(死者1名)になりました。そのほとんどが海外から輸入例とその家族内感染で、今のところは全例で感染経路は把握できており、経路不明感染はなさそうです。

 すでにミャンマーは陸路と空路での国外からの入国を禁止しており、明日から2週間はマンダレーはロックダウンに入ります。ミャンマー政府もミャンマー国民も自国の医療制度・医療資源がvulnerableであることを十分理解しており、「コロナを絶対に入国させない、広げない」という1点で徹底しています。

 アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は、4月1日に「Facebookは使いたくなかったが、COVID-19に関してもっと効果的に人々とコミュニケーションするためだ」と言って、自らのFacebookのアカウントを作成しました。。

https://www.facebook.com/aungsan.suukyi.5661/posts/114861056829934

 始めたばかりのFacebook上で、彼女は自身がオンラインで会議を行っている様子を公開したり、COVIDに対する国家基金を立ち上げて全国民から寄付を募る計画があると書いたりして、フォロワー数157万人のFacebookを通じて日々ミャンマー国民に語りかけています。(ミャンマーにおける寄付文化については、色々面白いのでそのうち書きます。)

 さて、ジャパンハートが活動しているワチェ慈善病院にも、ミャンマー政府から14日間の隔離経過観察対象者の受け入れ要請がきたそうです。院内感染を防ぐための対応策を現地病院とジャパンハートのスタッフで考えています。

 日本もミャンマーもタフな時間が続きますが、休む時はゆっくり休んで、Official髭男dism のPretenderを聴きながら、人が居ない桜が舞う東京芸大前をランニングして、気分を明るくして活きましょう!

https://www.youtube.com/watch?v=TQ8WlA2GXbk

写真)スティーヴン・キングより

もし、
芸術家が不要だというなら、
音楽も、読書も、詩も、映画も、絵画もなしで、
この隔離された時間を過ごしてごらんなさい。

ジャパンハート 長期ボランティア医師 大江将史

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