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noteをちょこちょこ続けていたら、本を出版することになった話【第二話 出版社からの電話】

おめでとうございます!!
貴殿の「人生何度でもやり直せると安易に言ってはいけない」が十人十色大賞を受賞しました!

なんて都合の良いことなんてない。

文芸社から郵送されてきた封書には

厳正な審査の結果、残念ながら貴殿の作品は落選されました。

という文字が綴られていた。

まあ、いい夢見させてもらった、とさっさと諦めた。

すっかり小説家熱の冷めた俺は2〜3ヶ月にいっぺん、たま〜にnoteに記事をあげる程度になっていた。
しかし1年後の大晦日。
俺のめったの鳴らないアイホンが鳴った。
どうせまた北海道の親父だろう。
金が足りないので貸して欲しい、という無心の電話に違いない。
そんなことを思いながら出ると、30過ぎくらいの男の声だった。

「文芸社の吉川と言います」
とその男は名乗った。





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