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うんまっ!


 帰路に向かう途中、大きな声で斉藤和義の”歌うたいのバラッド”を歌っていたら後方に部活帰りの学生がいるのに気付かず、すれ違いざまに面を食らったことは皆様あるのかと思います。そんな私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を主に活動している柴田將志と申します。
 
 本日は少し早めのデコポンの剪定を行いながら”地域おこし協力隊としてどうあるべきか”という漠然とした疑問を頭に浮かべながら作業を行っておりました。如何せん考えても正解というものが分からず、だんだん考えるのも億劫になりましたので収穫されずにおかれたデコポンをもいで果肉を口に運び噛んだ瞬間、とろけるような甘さとシトラスの優しい風味が鼻を突き抜け、思わず「うんまっ!」と叫んだ次第であります。デコポンという間抜けな名前とは裏腹に市場から”柑橘の王様”と評されるだけはあると感動致しました。

 担い手不足で偶然私がその圃場の担い手となり管理をしていますが、おそらく私である必要もなかったのかと思います。しかし目の前に生きた教科書がある以上私も後世に伝えられるよう今後とも圃場の管理に努めてまいります。

 ちなみにデコポンの”デコ”はヘソを彷彿とさせるが、由来はでっぱた額だそうです。それから”ポン”は「清美ミカン」と「ポンカン」の掛け合わせからデコポンと呼ばれているのだと旧twitter(現:X)にそのように呟けば1イイネぐらいは押して頂けそうです。

 

 

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