隣の芝は青く見える

こんにちは。私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。今は間伐した木の片づけに追われております。ところで皆様、三日連休いかがお過ごしでしたか。私は気分転換のため島外に出ておりました。たいてい、休みは平日の日課にオプションとして観光や温泉といった娯楽が加わるだけで、基本的に私は買い物して食って飲んで寝るの平凡な過ごし方で休日が終わります。島嶼部だからといって過ごし方が変わるわけではありませんが、島内の商店ですと材料運搬費などの経費がかさみ消耗品などが割高となるため舟に乗って市街地で必要な物をまとめて買うのが一般的になります。

　さて、島外へ足を運んでみると第一印象として若い子がたくさんいるなと感じておりました。佐木島で出会う方々の多くは70歳や80歳のお年を召した方々が多く、皆様こぞって「棺桶に足を突っ込んどる」とおっしゃられるわけでありますが、かの言う私も現在32歳と歳を重ね人生の折り返し地点を通過しようとしており、死ぬまでに浜田省吾のライブに行きたいとここに記しておきます。
　
　ところで広島県は人口移動報告で都道府県別ですとワースト１位と紹介されているわけですが、今に始まったわけでなく、遡ればカナダ、ハワイ、ブラジル等の国外に移住される方々の多くは都道府県別にみると広島県が１位となっております。諸事情はあれど、人口移動に関しまして悲観する必要はなく広島県民はフロンティア精神旺盛な方々が多いということなのでしょうか。もちろん、フロンティア精神のかけらもない私のような人間も中にはいるわけでありまして、ただ広島県に残る理由としましては肌に合うからの一言につきます。ぜひ広島県にお立ちよりの際は三原市の佐木島にお越し頂きたく思います。