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将来のお金について① 【現金の将来価値】 #2ページ目
2ページ目の内容について
Quality of Life book の2ページ目の内容は、『将来のお金』について話そうと思う。近年この話題については、政府発表の『老後2000万円問題』・『積立NISA』・『iDeCo』などで取り上げられ目にすることがあるのではないだろうか。
今回は、このような具体的な行動策ではなく「なぜ行動策を行わなければならないのか」や「現金・口座貯金がダメなのか」についての語る。
『将来のお金』について考えたり・行動していない人は、危機感を持って読んでいただきたい。
1万円の現在価値(過去価値)と将来価値
あなたがお持ちの1万円の現在価値(過去価値)と将来価値について考えたことがあるだろうか。「1万円はどの時代も同じ1万円だ!」と考えるだろう。確かに1万円という紙切れで見れば同じだ。国が「この紙を1万円として使います」と言っているだからだ。
では考えの方向を少し変えてみよう。1万円で買えるものについて考えてみよう。今回は現在と10年前の日用品で考える。
最初に現在の日用品価格を見てみよう
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各商品を5個づつ購入した場合の画像になっている。こう見てみると高いと痛感する。日用品なので買わないわけにはいかないですし。
次に10年前の日用品価格を見てみよう
![](https://assets.st-note.com/img/1717966603142-CvIXPlxv7r.png?width=800)
10年前は、現在の購入額合計の半分以下で買うことができた。たった10年でここまで価格に差がでると、これからの10年でどれくらい価格が上がるか考えるだけでも震えが止まらなくなる。
現在も過去も同じ1万円で買い物しているのに、買えるもの差が2倍以上になっている。ここから10年後も現在の購入額合計の2倍になる想定で計算してみると、2034年では同じ量の日用品を買おうとすると『19900円』にまでなってしまう。実質的に現在の1万円の価値が、10年後には5千円になってしまうことになる。
この現象のことを経済用語で、『物価上昇』という。言葉を覚える必要はない。お金の価値が変化することがあることを覚えてほしい。
現金・口座貯金が長期貯金に向かない理由
ここまで読んでくれたあなたならもう『なぜ現金・口座貯金が長期貯金に向かない』のかが分かっているかもしてない。それは、現金や口座貯金をしていてもお金の価値が増えることがないからだ。現金で持っていたら増額は『0』だ。口座貯金(ここでは普通貯金のことを言う)は良くても年利が『0.02前後』になっている。仮に100万円を10年間預けたとしても、『約2000円』しか増えない。10年後に物の価値が2倍になっているのに、持っているお金はほぼ横ばいでは、お金の価値は半分の50万になってしまう。このことを理解していないことがどれだけ怖いか実感いただけたろうか。
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現金・口座貯金をするメリットも存在する
一概に現金・口座貯金がダメだと言うことではない。現金・口座貯金にすべき時もある。それは近い将来使用する予定があるお金だ。例えば、旅行のための積立、病気で仕事にいけなくなった時のためのお金、電化製品など高価な物を買うためのお金などが挙げられる。このように1年くらいで消費するお金(短期貯金)は、すぐに使えることにメリットがある。
ちなみに、失業(病気によるものなども含めて)した時のために、ある程度のお金は用意しておいた方がいい。このことを『生活防衛費』という。大体給料の3から6ヶ月分あるといいとされている。
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ページの終わりに
今回は、物価上昇についてなるべく簡単に話をしようと心がけた。それでもややこしい部分でもあるので、わからないことや気になることがあったらぜひ質問してほしい。SNSにて連絡をくれれば、質問を返したいと思っている。今後は、『将来のための貯金』の行動ベースの話をできれば思う。
それでは、次のページでまた会おう。あなたの一日が少しでも良くなりますように。
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