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暇の極み

土日は、ついついダラダラしがちである。

予定がない分、寝るという選択をとってしまう。本来やるべきことを先回りして終えることもできるが、睡魔に負けることがある。

なんとなく、起きたらスマホを見て、SNSをみて、ラインを返し、ユーチューブを見る。
なんら変わらない日常の光景。

最近、私はスマホを家に置いて近くのカフェにいくことが多い。

俗にいうデジタルデトックスというやつで、スマホを常に触らないとなんだかむずかゆくなる禁断症状を無自覚にこれまで起こしていたことに気づいたからだ。

案の定、カフェにいる時スマホが気になって仕方なくなった。
そして、こんなにも退屈で時間の流れがゆっくりであることを痛感するのだった。

スマホのない時代の人たちは、どんな生活をしていたのだろう。
便利さで、情報も無限に入手できる社会の中で、地理的にも制約などを受けていた昔の人の生き方に強く関心をもったのと、少しスマホの知らない世界線で生きてみたくも思ったりした。

カフェにはいてもたってもいられず3時間が限界だった。
近くの町を歩く。小学生、中学生時代に戻った、あの懐かしい通学路を歩き、小学生の時のなぞにそこ?っていうような思い出が急に浮かび上がってくる。

その浮かびあがる思い出の実利のなさに辟易しながら、自分はメリデメで生きている人間であることを客観的に察知し、少しマイナスな感情になる。

適当に空を見上げてみたり、足を止めてみたりする。
地元の友人にばったり合わないかと淡い期待をするが、そんなことはほどなく、足取りは進んでいく。

特に予定もなく、買うものもなく店に入る。
適当に商品を触り、子供たちのはしゃぐ声を聴きながら、また歩く。

多分、自分は暇が苦手なのだろう。。。。

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