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オファー型就活ってなに?わかりやすく解説 + 実際に使ってみた感想

 この記事は、大学3、4年生などの就活を控えている人、「オファー型就活サービス」って何?っていう人向けです!

特に、目次3の注意点は、このサービスを使っていくにあたって、自分が経験した経験談を踏まえて、これから使っていく人に向けて書いています。

これから「オファー型就活サービス」を使おうと考えている人には、特に読んでおいてもらいたいポイントです!

 私は、2018年1月から6月まで、約半年間、実際にいくつかのオファー型就活サービスを使い、少なく見積もっても50社以上の企業からオファーをもらう事ができました。その経験も踏まえて、「オファー型就活サービス」とはなんなのかという疑問に答えていこうと思います!


目次
1、 オファー型就活サービスって何?
2、 オファー型就活サービスのメリット・デメリット
3、 使っていくにあたっての注意点
4、 自分が使っていたサービスと感想


1、 オファー型就活サービスって何?

 最近、「オファー型就活」という言葉をよく耳にするようになってきたと思います。この「オファー型就活」というのは、企業から就活生にオファーを出し、就活生がこのオファーに応じるかどうかを決めるという形の就活です。

 今までは、企業が採用情報を掲載し、そこに就活生が群がっていくという形だったので、形式的には全くの逆になっているのが特徴です。


2、 オファー型就活サービスのメリット・デメリット

〜〜〜メリット〜〜〜

・ 興味のなかった業界の企業からオファーが来る

・ 興味がある業界だけど、知らなかった企業からオファーが来る

・ 自分に興味がある人からオファーが来るから、話が弾む

・ 選考をスキップする権利付きでオファーが来る事がある   など


 自分が使ってみて、大きなメリットだなと感じた点は、以上の点かなと思います。特に、自分の視野を広げるという意味でも、興味のない業界からのオファーを受けてみるというのは、オススメです。

 「就活の間くらいしか、タダで他業種を見る事なんて出来ないから、いろんな業界を見ておけ」と、社会人の方にアドバイスをもらったけど、見ておけと言われても、どこ見たらいいんだろ….と思っていたところ、オファーが来たので、実際に見にいきました。

 この業界では、キャリアって、こういう風に積ませるんだとか、この業界の人達ってこういう風に考えるんだとか新たな気づきにつながるケースが多く、自分の知見を広げるきっかけになりました。

 そして、最大のポイントとしては、「自分の興味のある業界だけど、自分が知らない企業からのオファー」です。さあ、就活始めるぞと始めている段階で知っている企業ってたかが知れていて、有名どころしか知らない場合がほとんどです。自分もそうでした。

 しかし、オファー型だと、勝手にスカウトのメールが来るから、自分が現状知らない企業だとしても、オファーが来て、企業のホームページなどで事業内容とか見てみると、けっこう自分がやりたいこととマッチしてるんじゃね?という企業からのオファーも度々来ました。

 そして、オファーをくれる企業は、自分のプロフィールを見て、自分の企業にマッチしそうだと思って、オファーをくれるので、実際に会ってみると、話が弾むし、面接も割とスムーズに進む場合もありました。


〜〜〜デメリット〜〜〜

———オファー型就活サービスの機能としての問題———

・ 人事のノルマに使われる事がある

・ 面談という工程がただ増えただけで終わる。

———利用するユーザー自身の問題———

・ そもそもオファーが来ない


デメリットな点は、以下の2つに分けることができると思います。

1、 オファー型就活サービスの機能としての問題

2、 利用するユーザー自身の問題

 1のオファー型就活サービスの機能としての問題に関しては、次の注意点で書いていきます。

 では、そもそもオファーが来ない!これは、ありがちで、自分自身も始めたばかりの頃は、悩みました。これに関する解決策としては、プロフィールのアピール不足が原因だと思います。プロフィールの書き方に関しては、色々とあるんですけど、オファーが来るようにするという観点から、ざっくりいうと、

① まず、500字と言われたら、500字埋める

② 1つの事象を具体的に書くより、何個かを簡潔に書く

③ 謙遜するくらいなら誇張して書く。

自分の場合は、この3点で、オファーがだいぶ来るようになりました。日本人は、アピール下手だと言われる事があるように、実際、多くの人が自分の事をアピールするのが苦手だと思います。自分自身とても苦手でした。だから、プロフィールも、何書けばいいんだよ状態で書いてはみたものの、オファーは来ず、、、、という時期もありました。

 そこから、とりあえず、オファーが来るように、プロフィールを書いては、待ち、書いては、待ちと繰り返していくうちに、先程も述べたように、最終的には、50社以上の企業さんからオファーをもらえるまでになりました。

 その経験から、特に大事だと思った3点が上記した3点です。まず、埋めるというのは大原則で、全枠500字なら、480字以上は埋める。そして、1つの事を具体的に書くというより、多くの事象、自分がやってきた事をたくさん書いた方が良いと思います。こういったものを書く時、大学時代の事を書かなければと思いがちですが、実際、高校時の事でも全然評価はされました。自分自身の場合、中学生の時のサッカー部での経験が最も多くの企業さんから評価されました。

 今までの人生において、自分がこれは頑張ったというものが1つ、2つはあると思うので、大学時代は、これを頑張ったと無理やり取り繕うよりも、今までの人生において、頑張った事を書いた方がいいと思います。


3、 使っていくにあたっての注意点

 これからこういったサービスを使っていく人に注意してもらいたい、使う前の自分に伝えたい事をここでは書いていきます。

 こういったサービスを使っていくにあたって、注意した方がいい事は、「人事のノルマ」に使われている場合もあるという事を知っておく事です。企業によっては、1ヶ月で100人面談とか、ノルマがある企業があります。だから、オファーが来た!やったー!と実際に行ってみると、あなた誰?状態で、今からプロフ見るから待ってとかは、割とよくありました。


自分が体験した最もひどかったエピソードを1つ紹介します。

ある日、某ソーシャルゲーム会社さんからオファーメールが来ました。

「プロフィール拝見しました。あなたの努力できる姿勢にとても魅力を感じました。ぜひ1度、お話させていただければと思います。」

え!この企業知ってる!まじか!やばい!!!

これは行くしかない!

と思い、承諾し、会いにいきました。

(今思えば、ここで気づくべきだった….。メールの薄っぺらさ。そして、自分の軽薄さに。)

 そして、当日、緊張しながらも、人事の方と挨拶を済ませた後、軽く社内を案内され、部屋に通されました。

 簡単に、また自己紹介をしつつ、5分くらい話した後、人事の方から、次のように言われました。

「○○のインターン行ってたから呼んでみたけど、なんか違うわ。面接するときは、こっちから連絡するから。今日はこれで。」(もちろん、連絡はありませんでした。)

え、、、、。終わり?え。。。

ここでこのまま帰るの?いや、それは、嫌だと思い、食い下がりましたが、結局は、人事の方から、ため息、舌打ちをされ、心も折れ、帰ることにしました。

片道1時間半、往復で3時間。移動費も時間もかけて行ったけど、到着して15分で帰される。

 いい社会勉強になったと今は割り切れるけど、これから就活する人に、こういう事もあるよという事を知ってもらいたくて、今回、実体験を書かせてもらいました。


以前、オファー型の就活サービスを運営する企業の方とお話する機会があったので、こういう事があったんですよと伝えてみたところ、次のようにお答え頂きました。

「まあ、あるよね。人事にもノルマあるし笑

 でも、そういう企業のメールって見たらわかるじゃん笑笑」

「まあ、そうですよね笑笑(全然わからなかったけど)」

運営する企業さんが言うように、オファーのメールで見分ける事は割と簡単にできます。

オファーの際のメールが適当!

誰にでもそれ、言えるんじゃない?

みたいな内容のメールは、だいたいみんなに送られていると思った方がいいです。皆んなに送られていたとしても、オファーが来たということ自体に意味を見出すのもアリだし、みんなに送られているなら行かないというのもアリだと思います。

 自分は、完全に後者だったので、みんなにメールが送られていたら行かなかったなと思います。だから、「人事にもノルマがあって、1か月に数十人と面談をしなければならない企業もある」という事実を知っておくだけでも、意義があるかなと思います。

 だけど、オファー型のサービスを使って、僕自身、本当に熱いメッセージを何通も頂いて、そういう企業さんとは、けっこう話がはずみ、面接もスムーズに進みました。そして、なによりお互いに尊重しあえて、話していて本当に楽しかったです。プロフィールに素直に、今まで、人生で1番頑張ったことや今までやってきた事、自分の今までの人生とか書くと、企業さんから熱いメッセージが来ると思うので、ぜひ、プロフィール埋めてみてください。


4、 自分が使っていたサービスと感想

・ iroots

 このサービスは、比較的オファーが貰いやすく、熱いメッセージ来やすかったです。しかし、自社基準で、優良企業を選抜しているため、企業数が少ない(選抜基準は不明。優良企業と言いつつ、赤字運営の企業もままあった。)。そして、面談を上手く面接に活かせない企業がほとんどだった。だから、無駄に面接前の面談という行程が増えただけだった。

 サービスの改革次第では、いいサービスになると思う。

・ オファーボックス

 定番中の定番。プロフィールを埋めれば、けっこうオファーが来るし、割とおすすめです。だけど、irootsと同じで、面談が面接で活かされない事も多く、ただ、行程を1つ増やすだけとなった場合も多かった。

・ サポーターズ

 個人面談というよりかは、説明会への案内が多かった。このサービスの1番の魅力は、移動費が払われる事で、関東圏なら1000円、地方だと3000円もらえる。ただ工程を増やすよりかは、移動費もらうという考えもありだと思う。




長くなりましたが、誰かのお役に立てればなと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。








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