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TSURI HACK元編集長・野口さんはどんな人物だったのか?

現在は広告記事の営業とディレクションを主な業務としている僕だけど、もともと今の会社(株式会社スペースキー)に入社した6年前は、TSURI HACKというWebメディアの編集者として採用してもらった。

そこでTSURI HACK編集長として長年君臨していたのが、他ならぬ野口さんであり、僕が入社してからご本人が退職するまでの間、ずっーーーーとお世話になっていた方だ。

今回の記事で僕がつらつら語る「野口さん」は、社外の人には「誰それ?」状態ではあることは明白であるが、野口さんのリーダーとしての振る舞いや部下との接し方など……

それらには

  • 「人の上に立つ」ということは、一体どういうことなのか? 

  • 愛されるリーダーとは? 

  • 信頼され、周りから支えられる人とはどんな人か?

そんなナレッジが潜んでいる気がした。

だから、野口さんを知らないという方も、ぜひ読んでほしい内容だ。

そしてなにより、これは僕が“たいへんお世話になった”野口さんへ向けた、最後の贈る言葉でもある。

※デジタル寄せ書きの80文字という文字制限では、とてもではないが表しきれなかったことを、ここに書き記すこととする。


人をよく見ている

野口さんは、人のことをよく見ている

「よく見ている」というのは、表面的なことではなく、部下や周りの人の内面(強み・弱み)を、よく見ている。

一緒に話をしていると、まずは自分のことより、相手のことを知ろうとしてくれる人だ。

人に興味を持つことを大切(ポリシー)に思っている人だから、自然とそのコミュニケーションには花が咲く。

人のことを知ろうとするから、その人の強み・弱みが見える

褒めて強みを伸ばす。

褒めるのがうまいから、叱られても嫌味に感じない人だった。

「自分の得意なことや、大事にしていることを理解してくれている」

そう感じると、人は叱られても素直に受け止められるのである。

見栄を張らないという、見栄

絶対最後は結果出す。釣りも仕事も

部下に威圧的な態度を取ることなど、まずもってなかった。真の意味で強い人だからだろう。

そして、相手が誰であろうとも、知らないことは「知らなかったわ〜。教えて」と言える謙虚さ。

「〇〇(仕事の分野)では、〇〇(部下の名前)に勝てない」と、本人に直接言ってくれるし、それこそが理想的な分業だと部下を信頼し、任せてくれる器。

でも、ひとたび部下が“ヘルプ”を出せば、誰よりも一番最初に助けてくれるし、なにより「ヘルプをいつでも出して良いんだよ」という、安心感を与えてくれる人だった。

そういう意味では、僕らは野口さんに甘えっぱなしではあっただろう。

でも、本人は(甘えられていることを)気づいていたと思うけど、誰の前でも、決してそれを口にすることはなかった。

「メンバーがみんな意識(責任感)高いから、今までやってこれた」

と、何度かそんなニュアンスの言葉を、他の部署の社員の前で口にしていたのを思い出す。

要するに、みんなの前で部下をたててくれる

「お小遣い制だから、厳しいのよ〜」と、家から飲み物を持参し、昼はコンビニの蕎麦で節約。(最近は減ったけど入社当時ねw)

でも、部下と飲みに行けば「あとはみんなで分けて払って〜」と、1万円札を惜しげもなく差し出し、

「(こんなに)いいんですか!?」と聞けば、「編集長手当、もらってるからね〜」と、ひょうひょうと口にする。

不必要な見栄は張らないし、威張ることもない。

でも、ここぞというときには、印籠のように「編集長」の文字をかざす。

見栄を張らないという、見栄

それがいつもカッコよかった。

泣ける思いやり

カメラロール漁っても釣りしてる写真しかねぇぞ!w

先に書いたとおり、自分は野口さんの元で編集部員として5年ほど働いたのち、今の部署(広告営業)へと異動となった。

そのときに今の部署の同僚に、長文でメッセージを送ってくれていたというのを、後から耳にしたのである。(超要約すると「たけちゃんを頼むよ」という内容)

部署を離れてからも、ふとしたタイミングでメッセージをくれ、はげましてくれる人だった。(なぜか自分が躓いているタイミングを察しているかのように)

自分のもとを離れても、関わった人みんなを大事にしてくれるその姿勢は、理想的な上司と言わずして、なんと表現すべきだろうか?

さいごに

アツく語っているのにすみません。ボケてる(笑)

ほんとうに「筆舌に尽くしがたい」とはこのことで、野口さんに対する感謝の気持ちでいっぱいです。

どんな問題が起きても絶対に投げ出さず、まっすぐに向き合ってくれる姿に、リーダーがリーダーたる所以を見ました。

社長とのMTGで、「TSURI HACKのメンバーを思うあまり、涙を流して心境を伝えた」というエピソード

ご本人は恥ずかしがって嫌がるでしょうが、メンバーは心の底から感動していましたよ。

ほんとはすごい人なのに、部下と目線を合わせて、目一杯アホなフリをして、“仕方なく”くだらない下ネタに付き合ってくれて、ありがとうございました(笑)

自分の社会人人生において、確実性をもって恩師と呼べる人に出会えたことは、何よりも宝物です。

野口さんの教えがあったからこそ、自分は異動先の部署でも、同僚・先輩・上司に恵まれたんじゃないか?

と、本気で思っていますよ。

万年平社員(たぶん、今のところ)の僕ですが、万が一部下ができちゃった暁には、野口さんが僕らに示してくれた背中を思い出し、自分もそんな人物になれるよう努力しますぜ!

まだまだ足元にも及ばない僕ですが、野口さんの新天地でのご活躍、誰よりも深くお祈りしております。

TSURI HACK
たけだ











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