見出し画像

挫折から学んだこと

こんにちは、まさしです。

今回は「人生で一番大きな挫折経験 その時に学んだ教訓」というテーマについてお話しします。

僕が人生で1番大きな挫折をした経験はずばり「借金地獄」に陥った経験です。
包み隠さずお話ししたいと思います。

1.背景

以前から話をしているように僕は社長になる為に、影響力が足りないと思い営業の仕事を始めました。
そして大阪へ来てからBtoCからBtoBの会社へ転職して、さらなるスキルアップを目指していました。

 そんなときとある会社の社長と出会い、一緒に起業家として働かないか?という声をかけてもらうことがありました。
 そこで意気投合して仕事をすることにしたのですが、その会社は起業家を育成する事業をしており、起業家登録する為に150万円が必要でした。

 当時そんな大金を持ち合わせていない僕はその社長に相談すると、車のローンを組むことで現金が作れる、と言われて言われるがまま車の契約をしてしまったのでした。
 その車のローンは会社が支払うので自分が払う必要はないので安心してと言われていたのですがこれがだったのでした。

 初めの1ヶ月目の支払いは期限通りに振り込まれており安心しきっていました。しかし2ヶ月目になり、数日待ってほしいと言われました。数日遅れでお金はもらえたのですが、次の月も支払いが間に合わないと言われ、結局最後にはお金は払えない状況なので肩代わりをしてくれと言われて、ようやく騙されたことに気がつきました。
 そのときは時すでに遅しで、残ったのは多額のローンでした。

2.借金地獄

それからと言うもの警察や消費者センター、弁護士に相談するが相手にしてもらえず、結局自分で支払いを何とかするしかなくなり途方に暮れていました。
 このときばかりは血の気がひく思いで、生きた心地がしませんでした。
 当時の給料ではとても払えない額の返済だったのでとにかく払えるものをクレジットカードで支払って先送りにして、それでも足りない分はキャッシングを利用して支払っていました。

 もうお気付きだと思いますが、キャッシングをして返済にあてている時点で、借金は減っておらずむしろ膨らむ一方でした。
 しかしこのときの自分は正しい判断ができる精神状態ではなく、毎月の支払いを終えるのに必死で何も考えられなかったのです。

 お金から来るストレスというものはどんどん人の心をむしばんでいき、何をしても心の底から楽しめなくなっている自分がいました。

 あれだけ営業に燃えていた自分が嘘のように小さくなっているのに気付いて、プライドもズタズタで心ここに在らずという状態になり、もうダメかもしれない、、と思うほどでした。このときほど生きることに対して挫折を味わった経験は今までにありませんでした。

 お金が本当にない、借金に追われる毎日がいかに辛いかを身をもって体験しました。
 当時年齢は27歳。人生絶望のどん底。未来が全く見えなくなりました。


3.転機

 こんな状態が1年ほど続き、どうしようもない状態でした。そんなある日、とある友達と話しているとふと言われたのが

「お金がないなら稼いだら?いくらあったら楽になるの?」

と、まるで他人事のようにあっけらかんと言ってくるのでとても腹が立ちました。
 シフトも詰めつめにして週に1日ほどしか休みがない状態まで頑張って働いていたのですが、まだ働けというのか?と無神経な発言にイライラしていました。しかし言われてることもごもっともなので、ひとまず計算してみると60万円ほどあれば毎日の返済が少し和らぐということがわかりました。

 「だったら期限決めて、夜もバイトして稼いだら?昼夜問わず働いたら月に20万くらい稼げるでしょ」

と、またあっさり言ってくるのでした。そんな簡単に言うけど、寝るなというのか?!とますますイライラするのでした。

 しかし、よくよく考えてみたら現状を打開するには友達が言うように【稼ぐ】ことしか解決策は無いことにこのとき気付いたのです。

 さっさと稼いだら?という言葉に火がつき、やってやる!と覚悟を決めて3ヶ月で60万円作ることを決意しました。
 それからと言うものの、昼間はシフト制の仕事で10-21時まで働き、そのあと22-4時まで居酒屋でアルバイトをするという生活を始めたのでした。

 1日の睡眠時間は3.4時間ほどで、毎日睡魔との戦いでした。しかし眠さとは裏腹に、心は燃えたぎっていて、この3ヶ月乗り越えたら自分の人生が大きく広がると未来に希望を持ち続けて歯を食いしばって頑張っていました。

 そして3ヶ月が過ぎて目標の60万円を稼ぐことができて、支払いは少し楽になり、昼の仕事だけでなんとかやっていけるようになりました。

4.気付き

この挫折から学んだ教訓は2点で、

①お金は大事

当たり前ですがお金は大事ということです。
お金とは人生を構成する大きな要素の一つです。
お金が足りなくなって多くの時間をお金の為に費やしてきました。
軽率な行動で失ったお金は、時間というとても大切なリソースでしか返すことが出来なかったのです。

②戦う相手は他人ではない

今回の話を振り返ると、

・お金を作る為に他人に頼った
・キャッシングをした
・現状を打開することが無理と決めつけて絶望した

まとめてみると弱い自分から逃げていたことに問題の原因があったのです。

こんな言葉を聞いたことがあると思います。

目の前にやってくる問題は、自分の身の丈にあった問題しかやってこない

そう、どんなに大きく見える借金でも自分の力で返済できる額しか借りれないのです。
そこから無理と決めつけてクレジットカードに頼ったところから間違いは始まっていたのです。

 結局のところ自分の力では無理と決めつけて、働いて稼いだらいい、ということから逃げていた自分に原因があったのでした。

 今回の挫折を経験して、どんなに辛いことがあっても自分から逃げることは辞めようと思うようになりました。

 人は誰でも大きな挫折にあえばダメだ、もう無理だと思ってしまいがちですが、どんな問題も解決の糸口は弱い自分との戦いにあります。
 お金がないなら稼げばいい。努力しても結果が出ないならさらに努力したらいい。大事なのは途中で逃げ出さずに最後までやり切ることで、その積み重ねが強い人間へと成長させ、なりたい自分へと導いてくれるのだと思います。

以上、今回は「人生で一番大きな挫折経験 その時に学んだ教訓」についてお話ししました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?