見出し画像

「大根」#3/12の日記

今日はお祭りがやっていた。

いつものように散歩に行くと、なんだか人が多かった。日曜とはいえただの住宅街に多すぎないか?と思っていたら、いつもの散歩コースの寺でお祭りをやっていた。

とはいえ小さな境内で小規模にやっているだけだ。そこにそれなりの人数が来るので結構人の密度は高かった。
こういう人の集まりを見ると、「楽しくていいな」という気持ちと「人混み苦手だな」という気持ちが同時に湧く。
その割合はかなり体調によるのでまちまちだ。

今日は結構「苦手だな」が勝つ日だった。一応お参りするのは日課なので、人混みの隙間を縫ってお参りだけしてきた。
別にお祭り自体が嫌なわけでもない。むしろ好きだ。

地域のお祭りには、結構「え?」と思えるカオスが存在しているから。
それも「奇祭」と言われるような分かりやすい物じゃなくて、じんわり広がっている地元の中で培われたほんの少しの歪み。
うまく言い表せないが、「別に地元だしこれでいいよね」という妥協と「これが伝統だから」という自負がそれを生み出す気がする。
その手のカオスをみて何だか人間の文明も限界あるよな、と思って安心する。

着ぐるみ。

それと関係があるかは謎だが、今日のおまつりになんか不思議なキャラクターがいた。

このキャラクター。ダイコン爺さん。
なんだこれは。
日頃ピーナッツくんというあまりにもコンセプト不明なキャラクターを応援しているので、このダイコン爺さんに何か言うのが野暮だということもわかっているが、それでもこれはなんだ。

なんで大根が爺さんになっているんだ。大根を老人の食べ物だと捉えているのか?百歩譲って年齢は良いにしても、なんで千葉市川で生まれたキャラクターが箱根の観光大使もしているんだ。意味不明だろ。

ゆるキャラってなんでもありなのがいいよね。
大根を爺さんにして関係ない箱根の応援してるんだから。
この荒唐無稽さに、かなり安心する節がある。

別にファンにはならないけど。
えでもなんかこいつ人語話してなかったか?
え?聞き間違いかな。他の人が話している言葉を大根爺さんが話しているように感じただけ?
まあいいか、、、。

っておい。今誤字して思ったけど漢字で大根爺さんって書くとスゲー悪口みたいじゃねえか。可哀想だろ大根が。なんもできない老人を揶揄しているみたいじゃないか?

いやそんなことないね。これは俺の心が汚れてるだけ。
背面にある恐ろしいほどよれたジッパー見てめちゃくちゃ面白かったのも俺の心が汚れてるから。

ごめんねダイコン爺さん。
がんばってね。

ちなみに子供にはマジで大人気だった。
これ怖くないんだ子供、、、。全然「大根の化け物」って言われても違和感ないと思うんだけど、、、。手とかマジで人間だし、、、。

はい。これも俺がいけません。汚れた大人でごめんなさい。

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?