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仏教に学ぶ生き方、考え方「三畳一間」

 今日は朝からお葬式があり、「市営」の葬儀式場に来ております。

 「火葬場」の隣にある式場で、渡り廊下を歩いて火葬場まで行けるようになっております。

 なので移動の負担が少なく、「喪主様やご遺族様」に優しい場所ではあります。

 でも一つ言わせていただくならば、「僧侶の控室」が狭いのです。

 どれくらいかと言うと、草履置き場も含めて「約三畳」です。

 そういえば以前法要でお坊さんたちが集まった時に、先輩の僧侶がこの控室の「愚痴」を言っておられました。

 というのも葬儀では「七條袈裟」(しちじょうけさ)を着用いたします。

 その袈裟は「一メートル」四方以上の大きなもので、それを拡げて着けなければなりません。

 なので三畳だとどうしても「手狭」に感じてしまうのです。

 でも実は私は「この空間」を楽しんでおります。

 もし自分が三畳一間の「アパート暮らし」だったら、どんなふうにレイアウトを考えるのか?

 また三畳で効率よく過ごす方法はあるのか?

 そんなことをこの空間で「イメージ」するのです。

 そして狭いからこそ必要なもの以外は手放す必要があり、狭いからこそ気軽に手を伸ばして物を取れたりする。

 「ミニマム」に「シンプル」に生きる工夫とメリットを実感できるこの空間が実は大好きなのです。


☆今日の一句☆

 三畳に
   想い広げる
       大風呂敷

 


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