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仏教に学ぶ生き方、考え方「プールで挨拶すること」

 最近触れてませんでしたが、毎日「温水プール」に通っています。

 水中ウォーキングをしながら、「人間模様」をそれとなく観察しております。

 最近気づいたのですが、更衣室からプールに入場するときに、一度立ち止まって、「頭を下げる」人がけっこう見えるのです。

 同じようにプールから退場するときにも、立ち止まって振り返り「頭を下げて」から出ていきます。

 頭を下げたからといって、誰かがそれに応じて頭を下げたりするわけではありません。

 ただ、誰も見ていないわけではなく、頭を下げなくてもその様子は「誰か」が見ているのです。

 そしてそれを見た人は、「丁寧な人だな」「プールを泳げることへの感謝の気持ちを持っているな」と感じ、微笑ましく思うのです。

 そして自分も「同じように」プールの入退場でお辞儀をするようになります。

 挨拶をするときに、挨拶を返さないと怒る人がいます。

 でも誰かに返してもらうための挨拶には、どこかに「慢心」が隠れています。

 本当の挨拶とは自分の感謝の気持ち、尊敬の気持ちを表すためのものであり、その気持ちを持てば「自然に」できるものなのかもしれません。


☆今日の一句☆

 挨拶で
   己の心を
      問い直す

 

 

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