ほとけさまのおしえ「他力本願 其の二」
これは私見ですが、極楽浄土にすくい取るという阿弥陀如来様の願いは二つの意味があると思っております。
まずは人間が必ずいつかは迎えることが決まっている「自分の死」というものを恐れたり怖がったりする気持ちが少なくなるのではないかなと思っております。
私たちのほとんどすべては、死後どの世界に行ってどうなるのか、はたまた私という存在がすべてなくなるのか、「皆目検討がついていない」というのが実状ではないでしょうか?
そしていざその時になると、自分がしてきた数々の悪いことを後悔し、なんとか助かりたいと思うのではないかと。
そんな不安を阿弥陀如来様にお任せすることですべて解決してくれるのです。
それはとてもありがたいことなのではと思っています。
そしてもう一つは、そうやってお任せして安心することで、「今この時」をどう考え生きていくかがより「はっきり」するのでは?と思うのです。
世間一般で言う苦しく辛いこと、例えば経済的に困窮したり、病気になったり、家族や友だちと疎遠になったり、年老いていったりしても、実は人間としてここにいるということは「とてつもなくありがたく素晴らしいこと」なのだと感じることができるのではないでしょうか?
いつもどこでも阿弥陀如来様から願われていると知れば、どんな人生も「光り輝いてくる」ように思うのです。
ということで二回に渡り投稿させていただきました。
お読みいただきありがとうございます✨
☆今日の一句☆
任せたら
今このときが
定まりぬ
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