仏教に学ぶ生き方、考え方「墓石屋さんと話したこと」
今朝いつものように読経をしていると、石を「削る」大きな音がお墓のほうで響いていました。
終わってから境内の草取りをしていると、「墓石屋」さんが仕事を終えて挨拶にやってこられました。
「うるさくしてすみません」とおっしゃるので、「全然気にされなくてもいいですよ~。賑やかでかえってよろしいくらいです。」と伝え、そこから十五分ほど「立ち話」が続きました。
聞けば「京都」のほうからわざわざ見えたとのこと。
「大阪、和歌山、奈良くらいならどこでも行きます」という話から、墓石に法名を削り入れることは意外と「大変」で気も使うこと、間違えたりズレたりしないように神経を使っていること、高野山にあるいろいろなお墓のことなど、とても楽しく興味を深く談笑することができました。
最近はいろいろな形のお墓の注文があるそうです。
中には「トラック」の形のものや「サッカーボール」の形の注文も入ったそうです。
特注品になるので、半年〜一年ほど待っていただき、製図から確認作業まで綿密に作業されるそうです。
また「山中」に建てるときには、「ヘリコプター」で上げて運んだこともあるとのことでした。
その時も「人」はヘリコプターで運べない決まりがあるそうで、自分だけ山を「歩いて」登り設置に立ち会ったそうです。
「私たちは、人知れず見てないところで働いてるんですよ、でも墓石は三百年は保ちますから」と笑顔で仰っておりました。
☆今日の一句☆
墓石に
歴史刻める
証かな
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