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ほとけさまのおしえ「和顔施」

 本日は昼前に一件、年回法要を勤めさせていただきました。

 いつもはお家にお邪魔したら、すぐにお仏壇に向かって一時間ほどお勤めをいたします。

 ところが今日はまだお揃いでなかったので、お待ちしている間いろいろとお話をしていただきました。

 聞けば、最近「優しい仏教の本」を購入されて、就寝前に声を出して読んでいるとのこと。

 その本も見せていただきましたが、とてもわかりやすく解説されていて、思わず見入ってしまいました。

 そして「仏教のことは何もわからないですが、なぜか心がほっと落ち着けるんです~」と笑顔で仰っておられました。

 でもその様子はまさしく仏教を「肌身で会得されている」のではと感じたのです。

 仏教の大きな目的は「抜苦与楽」です。

 そして苦しみが抜け心が軽くなり、周りの人に笑顔で接することができる事で、「回向」が果たされるのです。

 自分が救われた感謝の思いを笑顔で周りの人にも伝えていくことで、周りの人にも「回り向かって」救われていく。

 これが「和顔施」であり、「回向」であるかなと。

 そんなことを自然と表されている御同行様に接することができ、「楽しいひととき」を過ごさせていただくことができました。


☆今日の一句☆

 仏教に
   救われていく
        人うれし

 

 

 

 

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