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カタルシス

先週木曜はプロ野球中継の影響で出番がなかったため、今日は2週間ぶりにABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」の出演日でした。

言っても、1回なかっただけのことなのですが、ここ最近、何かスッキリしないというか、そういう気持ち悪さを感じていました。

自分が感じたことを、正確に言葉に置き換えて反応をもらう。

この一連の流れに、僕はカタルシスを感じるようなのですが、その浄化がない気持ち悪さ。それが「ウラのウラまで―」がないことで発現していたようです。

MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」では、ミル・マスカラスのように華と風格あふれる松井愛アナウンサー、そして、往年の前田日明ばりのキケンな色香漂う桂南光さんの胸をお借りして「いったい、いつリングに足が着いてたんだ…」というくらい飛んだり跳ねたりのハイスパートルチャ。

そして、ABCラジオ「高山トモヒロのオトナの部室」では、栗栖正信を彷彿させる高山トモヒロさんの頭頂部を蛍光灯と五寸釘バットでフルスイングするようなデスマッチ。そして、イルファさんの中のテッド・デビアス的要素をイジりたおすアメリカンプロレス。

それぞれに得難い妙味があり、どの番組がなくても、また別の気持ち悪さが出てくる。

そういうものだと思うのですが、放送時間が3時間ある「ウラのウラまで―」では、1週間で自分が感じたことを時間をかけて言葉に出す。そんなねっちりとした「無我」的レスリングをさせてもらっています。

それがないと、世の中に思っていることの発露がなく、言うべきものがたまりまくる気持ち悪さにつながる。この1週間でそれに気づきました。

今日も、芸能コーナー「中西正男の業界正味の話」では最近のお笑い界の潮流から見える今の世の中の在りよう。そして「プロレスのリング上でのチョップと、控室での殴打はまるで属性が違う。そこを混同しているのが最近の社会」という持論も展開させてもらいました。

ニュースコーナーや塩田えみさんの歌のコーナーでも、いろいろと胸の中にたまった思いを出させてもらいました。

僕がスッキリしようがしまいが、そんなことは当然本質ではありません。

ただ、僕が本当に思っていることを言語化し、それが聞いてくださっている方々の“愉しみ”とリンクすれば幸いですし、できるだけ重なることを目指して正直な胸の内を具現化しているつもりです。

芸人さんでも、タレントさんでもない僕がこんな場を与えられている。

そのありがたさは、ここでも幾度となく書かせてもらいましたが、今日はそれを殊更強く感じた日でもありました。

とかなんとかラジオを振り返りつつ、今日、朝日放送に着ていったジャケットを選んだ基準が「自分が持っている上着の中で、一番『笑福亭銀瓶さんが着てそうな上着』」だったという魂の叫びをここで綴り、共感してもらえるとかしてもらえないという領域を超えた一人鍋的カタルシスを搾り取りにかかって一日を締めくくる46歳。

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