中西正男の「全てはラジオのために」

芸能記者。Yahoo!、朝日新聞、AERA.dotなどで連載中。デイリースポーツで13…

中西正男の「全てはラジオのために」

芸能記者。Yahoo!、朝日新聞、AERA.dotなどで連載中。デイリースポーツで13年半演芸取材にあたり、12年からKOZOクリエイターズ所属。「上沼・高田のクギズケ!」などに出演中。Yahoo!オーサーアワード特別賞。「2019年注目を集めた記事100」で世界8位となる。

最近の記事

ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」内「人間だもの」・2024年3月28日分

●中西正男の懺悔 冒頭でもお話が出ましたが、来週から月曜にもお世話になることになりました。 それが火曜日に思わぬ形で情報解禁となり、ナジャさんもリアルに狼狽されていました。 火曜の午後3時58分21秒。 これはね、別に妬みでも嫉みでも恨みでもないんです。 ただ、ナジャさんらしくないというか、本当に慌てていたのか、思わぬ流れがありました。 浦川さん「もし珠久美穂子さんが月曜終わりだとしたら、昨日の番組エンディングで『珠久さん、ありがとう』くらい言うやんか。一言も言わ

    • 未使用分・ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」内「人間だもの」・2024年2月29日

      ●中西正男の懺悔 何べんもこんな話を申し訳ないのですが、茶屋町のラジオ局でやらせてもらっている番組で、先週「フリーになってほしいアナウンサー」というテーマでメールを募集しました。 その中でラジオ大阪の原田年晴さんのお名前が挙がり、僭越ながら、原田さんへの思いをしゃべらせてもらいました。 それを受けて、今度はラジオ大阪の番組で原田さんが僕のことを取り上げてくださいました。 共演の和田麻実子アナウンサーとともに寺田町の鰻屋さんでお会いした時のことなどを言っていただ

      • ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」内「人間だもの」・2024年2月29日分

        ●中西正男の懺悔 昨日の午後5時42分58秒、言いようのない嫉妬が心を覆いました。 この番組でリスナーさんからのメールをきっかけに浦川さんが絵を描きだしました。 「絵心がない」と言いつつ、書かれたのがシーズー犬。 後ほどXにポストされた写真を見ると、決して上手ではないかもしれないが、やさしいワンちゃんの絵が写っていました。 僕の記憶では、浦川さんが木曜に絵を描いたのは一回だけ。 進行表の余白に、恨んでいる人間にどんな一撃を加えたら効果的に倒せるか。その図を描

        • ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」内「人間だもの」・2024年2月8日分

          ●中西正男の懺悔 茶屋町にある放送局で、とにかく、とにかく「すんまへん」と連呼している番組をありがたいことにさせてもらっているのですが、局の垣根を越えてそちらにもU川アナウンサーに関するメールが毎週たくさん寄せられます。 先日、一通のメールが届きました。94歳のおばあさんに関することをお孫さんが綴ってくださっています。 おばあさんはU川さんが大好きで、毎週『UのUまでU川です』を聞いていると。ただ、おばあさんはラジオでU川さんを知ったので、U川さんのルックスを知らな

        ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」内「人間だもの」・2024年3月28日分

          2024年1月18日・ABCラジオ『ウラのウラまで浦川です』・〝人間だもの〟

          ●中西正男の懺悔 三度の飯よりSNSパトロール。 先日も日課を遂行していると、気になる書き込みを見つけました。 うっすら知り合いくらいの某著名人のSNS。ニューオープンの飲食店のレセプションに行かれたようで、有名ブロガーやインフルエンサーの方々と同席したことをキラキラな文章で綴ってらっしゃいます。 ま、それがSNSでもあります。 ただ、その書き込みが放ってくる、波長の合わぬ光線に心が揺らぎもします。 「私、こんな煌びやかな生活を送っていますのよ!」

          2024年1月18日・ABCラジオ『ウラのウラまで浦川です』・〝人間だもの〟

          人間だもの・2023年12月28日・ABCラジオ『ウラのウラまで浦川です』

          ●中西正男の懺悔 12月25日、クリスマスはお世話になっている方々との会食でした。町中華からの二軒目、流れが重なり、珍しくガールズバーに行くことになりました。 店内の女性4人はサンタのコスプレ。初めてのお店でしたが、若いマスターも女性もほのぼのとした空気で、ほとんどガールズバーに行かない僕も、こういう空気なら楽しめるのかなとハイボールを飲んでいました。 そこに、買い出しから女性が戻ってきました。クリスマスだけにシャンパンなども立て続けに開いていたそうで、完全に千鳥

          人間だもの・2023年12月28日・ABCラジオ『ウラのウラまで浦川です』

          ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」“人間だもの”・2023年12月7日

          ●中西正男の懺悔 先日、ランチで小さな食堂に入りました。 すぐ横の席に、絵に描いたような新入社員のお兄ちゃん。30代と思しき男性社員と定食を食べていました。 聞くともなく会話を聞いていると、関西以外から就職してきた新入りさんに、先輩が関西の流儀を講義されています。 「お好み焼きにご飯つけへんの?逆に、不自然やん。関西やったらありえへんわ」 青い星・地球。数多の生物が息づく中で、最も苛立つ存在・ゴリ押し関西人。 新入りさんの顔が戸惑いに満ちるも、お構いなしに自

          ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」“人間だもの”・2023年12月7日

          人間だもの・2023年11月16日

          ABCラジオ『ウラのウラまで浦川とす』。11月16日木曜放送分の『人間だもの』コーナーで話したことをこちらに綴っておきます。 メディアミックスの誤用に走り出してみる49歳。 ●中西正男の懺悔 先日、長丁場の取材を終え、午後2時過ぎに行きつけの町中華に向かいました。 この時間でも珍しくほぼ満席。僕に続くようにお客さんも入ってきて、外には短い列までできています。 負荷のかかるお仕事だったので、ご褒美的に豚天定食のライスを100円追加で焼き飯に変えた豪華ランチを注文

          2023年9月7日分。ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」“人間だもの”

          7日にジャニーズ事務所の会見がありました。 そのことについてはYahoo!拙連載で「ジャニーズ事務所の会見を前に、一人の芸能記者として思うこと」と「ジャニーズ事務所の会見を経て、一人の芸能記者として思うこと」で綴りました。 本当に綴るべき考えたのは「―前に」のほうで、今回のことのみならず、ラジオでも度々話している“単純化した悪への攻撃”について、自分の立場で感じることを綴りました。 それを綴ったので、対をなす形で「―を経て」も綴ったのですが、そちらがYahoo!のトピッ

          2023年9月7日分。ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」“人間だもの”

          2023年8月3日分。ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」“人間だもの”

          ●中西正男の懺悔 先日、晩御飯の後、腹ごなしがてらウォーキングに出ました。 ウォーキングのお供はラジオ。特に「ウラのウラまで浦川です」で浦川泰幸さんがどこで忸怩たる思いを抱き、どこを狂気の発露とするのか。それを探りながら聞いていると、1時間くらいあっという間です。 夜とはいえ、歩いて汗もかいたので水分補給のためコンビニに入りました。 スポーツドリンクをレジに持っていくと、オーナーと思しきGGEがこれでもかとイヤな顔で対応してくださいました。そら、夜に汗かいたオッサンが

          2023年8月3日分。ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」“人間だもの”

          2023年7月13日「人間だもの」

          ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」で3週間に1回まわってくる「人間だもの」のコーナー。 毎回アレコレ考えて綴っていますが、それをここに載せることによって、再利用というか、文字でも楽しんでいただける方がいらっしゃれば。そう思って載せることにしました。 SDGsの拡大解釈をする48歳。 ●中西正男の懺悔 先日、初めて行く中華のお店でランチをしました。 普段の僕からするとワンランク上のお店ではありますが、クオリティは抜群。黒酢酢豚を噛みしめていると、場違いな大声が聞こ

          “卒業”と“ビークー”

          フリーアナウンサーの橋谷能理子さんがレギュラーを務めていたTBS系「サンデーモーニング」を降板することを26日放送の番組内で報告しました。 司会の関口宏さんから「今回で橋谷能理子さんが最後になりました」と言葉をかけられると、橋谷さんは「本日をもちまして『サンデーモーニング』を降板いたします」と答えました。 こういう場面でよく用いられる“卒業”という言葉ではなく“降板。これに対して、インターネットの書き込みなどはかなり大きな反応を示しています。 「“卒業”という言葉には以

          9月6日

          昨日は9月6日。 MBSラジオ開局の日であり、さまざまな関連企画も同局で行われていました。 開局当時の放送業界の背景、そこからの流れ、そして、その流れに見る私情についてはABCテレビの浦川泰幸アナウンサーに委ねるとしまして、昨日はそんな記念日でした。 そして、もう一つ、僕がお世話になっている「メッセンジャー」のあいはらさんの誕生日でもありました。 53歳。ウソみたいですけど現実です。なんせ「ウソみたい」と言っている僕がもうすぐ48歳になるのですから、ウソではない蓋然性

          ウラロス

          自分が出してもらっている番組でありながら、自分が毎日聴いている番組でもある。 それがABCラジオ『ウラのウラまで浦川です』です。 冥府の神、ハーデスです。 サンプラザ中野くんさんです。 柳家小さんさんです。 的な違和感はさておき、兎にも角にも『ウラのウラまで浦川です』が先週、今週とありません。 出る側としては思いの発露がない。 聴く側としては聴くものがない。 このダブルパンチに苛まれておりました。 Twitterなどを見ていると〝ウラロス〟なんて言葉も見受け

          インモラル

          今は著書の執筆で全ての“書く力”をそちらに注いでいます。 それでもなかなか事が進まない。今さらながら本を書くことの大変さを痛感しています。 一日は24時間。これは誰にとっても平等なことです。それをどう使うか。実は、そこが物事の、ひいては人生の形を大きく変える。そんな話を毎日噛みしめています。 きちんと向き合って、しっかり本を書かなければ。そのために、普段は2カ月ほど先までたまっている連載原稿を全て書き上げ、新しい連載取材も入れていない。 そうやって本にフル集中する環境

          藤井隆さん

          6月28日の午前から29日の午前まで、拙連載の藤井隆さんインタビュー記事がYahoo!トピックスに掲出されていました。 幸い、多くの方に読んでいただけたようですが、理由は藤井さんの言葉の深さにあったと思っています。 取材を通じて僕が感じている藤井さんのイメージは“気遣いの人”。 自分が話したことで周りに迷惑をかけてはいけない。変な誤解を生んではいけない。何かの邪魔をしてはいけない。 そんな思いを常にお持ちで、インタビューをしていても一つ一つの言葉を本当に慎重に発する。