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日本人が聞き取れない音のメカニズム

今までリスニング対策は
1.とにかく聞きまくる
2.ディクテーション(聞こえた英語を書き起こす)
3.シャドーイング(聞こえた英語を発音する)
をやってきたのですが、イマイチ効果が見られない。
自分は感覚ではなく、頭で理解したいタイプなのでこの方法が合わないのかもと思い、この本を読んでみました。(会社が英語教育のために送ってくれたんだけどね。ありがと会社!)
結構ためになることが多かったので、まとめます。

英語の発音は大きく2種類

英語の独特なリズムは以下の2つの言葉で構成されている
内容語)はっきりとした意味を持つ語。名詞、動詞、形容詞、副詞など
機能語)文法的な繋ぎが主な役割。代名詞、助動詞、Be動詞など

内容語は、はっきり発音されるため聞き取りやすい
機能語は、前の単語の語尾に飲み込まれたり、話すスピードに飲み込まれてほとんど発音されない。

Rats eat cheese.
これは全て内用語で構成されているので、3つともきちんと発音される。
ラッツ イート チーズ。

The rats will be eating some cheese
太字が内用語、それ以外が機能語。

ここで面白いのは、文を読み終える時間は内用語の個数で決まる。
よって、1つ目の例文と2つ目の例文を読み終える速度は全く同じらしい。
(実際は機能語が多くなるとそんなことはないと思うが、そう考えると英語圏の人がなんであんなに早口に聞こえるのか、とそれでも何故彼等はちゃんと聞き取れているのかの説明がつく気がする。彼等はほぼ内容語で会話をしているのかもしれない。)

結論

機能語=発音されていない音=聞こえない音
機能語は、文脈的にはっきりとした意味を持たない語。
文法的な繋ぎの役割しかない。
機能語になる主な品詞は、代名詞、助動詞、Be動詞、冠詞、前置詞、接続詞、関係詞などがあげられる

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