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何処に行く ジムノペディ IV - I Maj7 のアナーキーな4度の関係

コードを鳴らす 次どうする 何処に行く お好きにどうぞ
これは作曲や即興演奏の一部

でも…行っては行けない 入っては行けない場所がある らしい
    でもほとんどの場合その理由は説明されていない

楽典

長七度は不協和音程であるため、この和音は不協和音と見なされる
七の和音は、不協和音程である7度を含むため、すべて不協和音です

本当かなぁ〜 間違ってなぁ〜い

俺の言っている事は正しい >だから正しい >権威に基づいている->権威の認識は常に正解 
だから正しい みたいな上から目線の説明が気に入らない

何故不協和音程なのかの物理的 感覚的な説明はなく…
1-めんどくさいから説明しない
2-興味がない 知らないから説明しない
3-こう言うことは は俺の言う通りにすればいいんだ     
  素直に言うことを聞けみたいな感じが 捻くれ者の俺には受け入れられない

アボイドノートの規則
発生する音程関係の規則
2つの音程関係を元にアボイドノートを決定

よく理由としてあげられるのは

  • ルート音の4度上のノートと相性が悪い  トライトーン  3全音

  • 短9度の関係を持っているから

も同様で 自分が勉強して覚えたルールに合っているから
正しいって主張しているようで
具体的にどう相性が悪いのか 説明しないと理論にはならない

結局はそう教わったから正解なんだ って主張しているだけ
だと思えるんだけど 違うかな

受け売りの知識
他人から聞いた知識や話を、そのまま違う人に話すこと。
他人から得た知識を、自分の知識のように話すこと

まぁ さぁ〜 バイアスかかってるからね俺

認知バイアス 
主体の「動機づけ」を反映している ポジティブな自己像に対する欲求が自己中心性バイアスを生み、当人にとって不快な認知的不協和を防ぐ 
と思われそう

悪いけど実存主義なもんで (多分きっとそう です)

ともかく、理由を説明しないで 答えを押し付けるタイプの音楽理論は
何かを創造する時には邪魔になる

実際 個人的には ルールを覚えたと言う以外 役には立たなかった
参考にはなったけどね

勿論 理論自体が間違っている訳ではない 知識として知っているだけ…
自分であれこれ検証して理解しないと 使えない

 であれこれ考えた答えは

-ルート音の4度上のノート (Gの場合だとC)
Gの音は Cの5 度 3倍音として存在するので、
Cの音と一緒だとGではなく Cの5度 属音として安定してしまうから
           Gの音は ルートとして認識されなくなり
調性的に4度上がってC になったように感じてしまうから 
( 5度の音程って 調性を決定する 接着剤のB液みたいな役割なんだよね)

-協和している音程だって、低い音 周波数の領域では 全て不協音程になる
ローインターバル リミット 
逆に、高い周波数同士なら 全部協和した音程になる

-自然発生する倍音のグループ の3度 CならE の音は
半音上がってFに行きたがっているように感じられる   …から

つまり 俺達の脳は そう認識するように出来ている

そもそも音楽が進行する理由は、構造的に不協和な音程がエンジンになって
安定した音程に向かうという テンション リリースが基本

-ルート音の4度上のノートと相性が悪い  トライトーン  3全音は
不安定な音程だから ドミナントモーションが形成される
V7- I   解決して安定しました 協和 (全ての動きが止まって ヒートデス… )
                      めでたし  めでたし 終わり

ともかく音楽理論は 
理解してしまう前に 試してみるのが一番手っ取り早い

ジムノペディ

B F# に注目してね この場合トーナリティはG メイジャー
を維持した I - IV 関係が成立している F#だから

ジムノペディ Gymnopedie

2つの フェイズは違うけど同じ構造のコード 
C メイジャー7th  と G メイジャー7th が(個別のコード的にとらえないで)
時空連続体として 繋がり お互いが関係しあう4次元の空間のなかを
構成する音どうしが時間を超えて繋がって 出来上がった曲に感じる


そんな訳で 気に入らないルールの (理論が間違っている訳ではないの要注意!)
対処法は 無視する 
スルーし自らの主張を毅然として貫く なんていうのでどうかな?
でも その前に自分なりに検証してから  

きっと 答えはすでに自分の脳 頭のなかにあって
ただそれに気付いないだけ  (自分の感覚にまかせる        でもそれが難しい)
それに、判断ってその時の感情 気分でかわるしね

後は お好きに…アナーキー

深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ
                      
-フリードリヒ・ニーチェ


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