石河正夫

京都大学法学部卒業:元外交官:明海大学客員教授で主に留学生を対象に国際政治および日本経…

石河正夫

京都大学法学部卒業:元外交官:明海大学客員教授で主に留学生を対象に国際政治および日本経済論を講義。 Noteは初心者ですが、日々、国際政治について投稿したり、SONYα7RⅣで撮った写真などを投稿しています。

最近の記事

ウクライナのロシアとの停戦は可能か?―ATACMS既に秘密裏に配備済みー                         

   記 2024.4.30 石河正夫 昨年9月25日付のNOTEにおいて、ウクライナが米国に対し最も渇望している兵器はATACMS(もっとも強力な長距離対空ミサイル)である旨説明しました。 昨年夏ごろからウクライナの反転攻勢が成功しなかった要因をこのATACMS(対空射程300km)の使用によって克服できるからである。 これまで、ゼレンスキー・ウクライナ大統領要請に対し、バイデン大統領はこ

    • オホーツク海の魚が旨いわけは?

      何故オホーツク海の魚は世界的に抜群のうまさを誇っているのか? 2023-10-16 北海道旅行―6 2024.3.31 記                     石河正夫 1.知床半島博物館見学とオホ-ツク(10月15日) オシンコシンの滝については見学の様子は既に説明済みであるが、その後近くの海岸沿いに知床半島博物館があり、約1時間近く見学し、知床半島に関する基礎的な地理的知識及び、気候風土に関する豆知識を頭に入れることができた。 以下に博物館内説明ボードの写

      • 広大な牧場と無数の湖沼

        広大な牧場と無数の湖沼ー釧路から知床斜里迄北上 2023-10-15―北海道紀行―4 1.北海道の平原を北上する (1) 14日午後厚岸駅から借り上げバスにて阿寒湖へ向かった。カーブの少ない山道だなと、エゾ松らしき針葉樹林を眺めているとすぐ阿寒湖の町へ着いた。もっと高い所かと想像していたが拍子抜けした。後で検索してみたら、標高426メートルであった。北海道はなだらかな平地が多く火山までも低くできている。 低いのはカルデラ湖だからと分かった。昔、火山の噴火

        • 神田大明神への参詣と鬼門・平将門

          2024.1.27   記                                  石河正夫 筆者は家族と一緒に毎年初詣をすることになっており、新年の神社は神田大明神と決めていた。 大晦日のNHK紅白歌合戦の直後に「くる年行く年」だったか、かなり詳しく「神田大明神」がクローズアップされたこともあって目的地は決めやすかった。 また、日程についても、家族の一員が正月の3が日は海外で過ごすプランを立てていたので、正月の参詣、新年は6日か7日にしょうと根回し済みであった。

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          日本1の生カキ生産の秘密

          錦秋の北海道紀行 (その3) ( 釧路から最北の根室迄の旅-特に厚岸湖の日本1の生カキ生成促進要因とは) 2023.12.28 記             石河正夫 釧路駅は根室本線と釧路本線とが交差する要衝となっており、釧路市内では宿泊したのみであった。駅の建物もサビがあり、近辺は意外に静かであった。 というのは、釧路は北海道で最大の漁港という記憶が頭の隅にあったからだ。とはいえ静かすぎるではないか? 釧路の漁獲高を調べてみると、やはり4年連続全国第2位であった。 昨

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          札幌-帯広ー釧路と1日で350キロを横断した旅のアルバム

          錦秋の北海道紀行(その2)―札幌から釧路まで北海道横断― 2023.11.30        記             石河正夫 1. 札幌の名所めぐりとその印象(10月13日午前の部) 朝食は最上階の景色が良く見える窓際に案内された。(8703) 今年は豊漁の当たり年らしく新鮮な海産物を中心にしたメニューを楽しみながら窓から右方向の藻岩山は案外平凡で低い山に感じられた。 しかしながら、 ホテルのスタッフによれば、「藻岩山」は標高531メートルで展望台からは、高

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          錦秋の北海道紀行

          錦秋の北海道紀行(写真付き) ー特別貸し切り列車で回ってみた体験記ー 錦秋の北海道紀行 (その1)   2023.10.31  記      石河正夫                                              1.本年10月中旬紅葉の時期、「貸し切り列車で旅する北海道ツアー」に夫妻で参加した。 第1日目は10月13日(金曜)  札幌ー帯広ー釧路のルートで主として田園風景が中心であった。釧路泊 第2日目は10月14日(土曜) 釧路-東根室ー

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          ウクライナ軍によるクリミア半島奪回の動きー米のATACMS(長射程のミサイル)の供与問題

          ウクライナ軍によるクリミア半島奪回の動き ―米のATACMS(長射程のミサイル)の供与ー   2023.9.25 記            石河正夫 1.ウクライナ軍によるクリミア半島攻略の動き 最近はウクライナの反攻の動きが冴えないとがっかりしている今日この頃であるが、 ロイターなどが外電によると、いよいよウクライナ軍による天下分け目の戦いが始まったようだ。 9月22日及び23日の外電がウクライナ軍の反攻の動きにつき次の3つの動きを伝えている。 (1)「戦争研究所」に

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          ロシアのウクライナ侵攻戦争の終結問題を考える

          写真説明(ウクライナ軍の攻撃で損傷したロシアの揚陸艦) 2023.8.19 記                        石河正夫                 停戦協議問題浮上 7月下旬からから8月中旬にかけて水面下で「ウクライナ側はクリミア半島を諦めて停戦に同意する。NATOに加入する。」旨の停戦協議案が外電に流れた。ポドリャック ウクライナ大統領府長官顧問は「終戦は全領土奪還が条件であり一切妥協できない。」旨明言している。 ロシア側はどうか?「現状維持で凍結す

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          わが山荘内に咲いた山法師の花

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          ウクライナ軍の反転攻勢を阻んでいる要因は何か?

          今後のメインシナリオは?―― プーチンによるウクライナ侵攻からもう1年半足らずになるが、期待されたウクライナ軍の反転攻勢が芳しくないように見える。 ウクライナの国防次官は、次のごとく述べている 「昨年9月ウクライナ軍は北東部のハルキウ州で反攻作戦を展開した時には6日間で約3千平方キロ(注。東京23区の約5倍)もの領土の奪還に成功した。 しかし今回の反転攻勢でロシアから奪還した南部の領土は合計160平方キロに過ぎない」(7月4日朝日)。 1.この反転攻勢を困難にしている

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