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一口馬主への道⑨2023年度出資に対するセレクトセール結果のインプリケーション

大盛況となった今年のセレクトセール

2023年7月11~12日にセレクトセールが開催されました。世界の合田さんの解説によると30代の経営者を含めた新規プレイヤーの参入が後押しするかたちで、セレクトセールは非常に良好なマーケットとなりました。数億円の高値がついたキタサンブラック産駒、コントレイル産駒、エピファネイア産駒はさておき、グリーンFとユニオンの会員として気になったセール結果は以下3つです。

#454 マゲバの2023(牡、父ジャスタウェイ) 9,000万円
#370 ミスホロスコープの2023(めす、父コントレイル) 3,100万円
#457 カレンシェリーメイの2023(牡、父シャンハイボビー) 主取(1,000万円)

#454 マゲバの2023(牡、父ジャスタウェイ) 9,000万円

同馬は、今年グリーンFで募集が予定されているマゲバの2022(牡、父キズナ)の弟に当たります。馬のデキの良さが価格に影響した可能性はあるものの、キズナよりも種付け料がリーズナブルなジャスタウェイの産駒である弟に高値がついたことによって、マゲバの2022の人気化が加速する可能性があると考えます。

マゲバの現役時代のライバルの一頭で仏1000ギニー馬のドリームアンドドゥの22(めす、父フランケル)の募集価格がサンデーRで6,000万円であった点からも、今回はいい値段がついたという印象です。個人的には先日急遽ニュージェネラルへの出資を決めた裏側で、今年のグリーンF新規会員抽選枠(40/200口)を失ってしまった悪影響を受けそうな予感です。

#370 ミスホロスコープの2023(めす、父コントレイル) 3,100万円

同馬は、今年ユニオンで募集されているミスホロスコープの2022(めす、父アメリカンファラオ)の妹に当たります。ミスホロスコープの2022の募集価格は2,500万円で、馬格の良さから人気化が想定されています。姉との比較では妥当なセール価格と言えるかもしれません。一方で、姉の人気化を加速させるような驚きの値付けにはならなかったとの印象です。いずれにせよ姉は一次募集で抽選になる可能性が高いと予想され、出資申込をもう少し迷いたいと思います。

#457 カレンシェリーメイの2023(牡、父シャンハイボビー) 主取(1,000万円)

同馬は、今年ケンタッキーダービーへの出走を果たしたマンダリンヒーローをはじめ、産駒がダートで好成績を上げているシャンハイボビー産駒ですが、主取となってしまいました。可能性は低いと思われますが、このような馬がクラブに回ってきたら面白そうです。

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