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福島第一原発で起きた被ばく事故は原子炉等規制法「実施計画」違反:山中原子力規制委員長

【訂正してお詫び】今朝ほど掲載した際、「20代男性は下腹部で1万cpmの測定器の針が振り切れ」としていましたが、正しくは「10万cpm」です。資料・画像を訂正させていただきました。お詫び致します。つまり、男性は1分間で少なくとも10万回以上の放射線の照射を受けたことになります。大変失礼しました(11月2日12:40)。

2023年10月25日に起きた増設ALPS内で起きた被ばく事故について、某所で情報提供をさせてもらった。こちらで共有しておきたい。

東京電力提供写真についての筆者解説(2023年11月2日作成、
11月5日、一ヶ所x「炭素塩」→○「炭酸塩」に訂正。以下フィルも。)

上記で「山中原子力規制委員長は11/1会見で「実施計画違反」と」と書いたが、「実施計画」とは原子炉等規制法に基づくもの。(会見動画はこちら

第64条の2で、事故を起こした福島第一原発は「核燃料物質若しくは核燃料物質によつて汚染された物若しくは原子炉による災害を防止するため、又は特定核燃料物質を防護するため、当該設置した施設の状況に応じた適切な方法により当該施設の管理を行うことが特に必要である」とされ、「特定原子力施設」に指定された。

第64条の3に基づき、東京電力は「福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画」を定め、原子力規制委員会はそれを認可した。また、事態の進展とともに、東京電力と原子力規制委員会は、計画の変更と認可を繰り返してきている。

今回、東京電力は「汚染された物」「による災害を防止する」ために実施計画に定めた作業の中で、その目的に反して被ばく事故を起こしてしまった。

【タイトル画像】東京電力が2023年10月26日の中長期ロードマップ進捗会見で提供した現場写真についての筆者解説(2023年11月2日作成、11月5日、一ヶ所「炭素塩」となっていたところを「炭酸塩」に訂正しました。ご指摘感謝します!)

この写真については、東京電力のウェブサイトでは公表されず、また、大切な基本的な情報(赤字)を東京電力は口頭でしか説明・訂正してこなかった。

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