映画のはなし…浮き雲
アキ・カウリスマキ、フィンランドの映画監督だ。
穏やかな作風(?)からは想像も出来ない、とても破天荒な人物だそうだ。
前にWOWOWの人でカウリスマキと仲がいいという方に、どんな人物なのか聞いたら、とてもここには書けないほど破天荒だった。
僕はカウリスマキの映画が好きだ。全部観た中で、特に浮き雲が好きだ。
動きや表情の少ない役者、なんて事ないストーリー、ビビッドな色彩感覚、どれも観ていて心地がいい。感動を煽るような演出が一切ないのに、とても優しさで溢れてる。
普段破天荒な人が作ったとは思えない映画たちだ。
初期の北野武監督の作品に通ずる物がある。
たけしさんの作品では、特に「あの夏一番〜」と「キッズリターン」が好きだ。
浮き雲はざっくり言うと、レストランを経営してる夫婦が経営難に陥るけど、もう一度頑張ろう、みたいな作品だ。
「いやいやもっとなんかあるだろ」
と言われるかもしれないが、本当にこれだけ。
それであんな素晴らしい作品が出来るんだから、アキ・カウリスマキはすごい。
まだ観たことない方はぜひ。
あんまりレンタルとかで置いてないのかなぁ。
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