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兄弟のような9bic/ハコイリムスコメンバーによる、BL的双方どっきりがあっぱれな件

 このところ、9bicとしての活動がめざましい六人だが、そんな忙しい中でもハコイリムスコの面白い動画が色々とYou Tubeに挙がっていた。特にインパクトがあったのがこの「双方どっきり」の動画である。
ファンの心理をバッチリと掴んでいて且つ、ハコイリムスコを知らない、BL的表現が好きな人にも楽しめる、なかなか攻めた企画だったと感じる。多くのファンと一部のメンバーがツイートしていた通り、思わず直視が出来なくなるような、見ている側が恥ずかしくなってしまう仕上がりとなっていた。ハコイリムスコでBL企画はもはや珍しくないにも関わらず、そうした感想を生んだ背景を検証していこう。

 これまでのBL企画を振り返ってみると、ゲームのような企画でどこか割り切った雰囲気があったと思う(もちろん面白いのだが)。たとえば王様ゲームジャニーズ山手線ゲーム胸キュンシーン実践などである。
今回の動画は、相手にドッキリがバレないように絡んでいく必要があるため、進め方にオリジナリティと工夫、臨機応変な対応が求められる。視聴者は、彼らが相手を攻略していく手腕を見せつけられている感覚になり、ドッキリの企画と頭では分かっていながらも、気持ちの面ではリアルな恋愛シチュエーションと交差しながら見てしまうのではないだろうか。最近の動画では、壁ドンの企画もこの類に入ってくると思う。ゲーム要素の強いBL的企画と、大きく異なる点である。

 次に、企画のターゲットとなった二人のキャラクターが大きい。ピンク担当の双葉小太郎と、紫担当の六花清春は普段から仲の良いイメージで、ファンからもきよこたの愛称で呼ばれ、人気がある組み合わせだ。インライやTiktokでは兄弟のような印象が強く、じゃれあい程度はあっても、二人の間の言葉や行動においてBL的要素を感じたことはほとんどなかった。それがゆえ今回の動画のような絡みがあると、見てはいけないものを見ているような背徳感を個人的に感じた。又、これまでそうしたBL的絡みがなかったからこそ、二人のファンにとっては心待ちにした企画で、インパクトは大きい。

 一方で特段彼らのファンでない、一般のBL的表現が好きな人にとってはどうだろうか。
仲良くゲームをするところから始まって徐々に距離を詰めていくため、仲の良いカップルの日常をこっそりと覗いてしまったかのような気持ちになるのではないだろうか。突然服を脱ぐ六花清春は、サービス精神旺盛だ。思いのほか鍛えられた肉体の披露を、視聴者が喜ばない訳はないであろう。本当にキスをしたのかどうか、判断がつきづらいのもBL的表現が好きな層にとっては、想像を掻き立てるのではなかろうか。

公開から一週間の今、視聴回数は11万回とぐんぐん延びている。メンバーの双葉小太郎の言うように、視聴回数100万回もあり得るかもしれない企画に拍手を送りたい、風が心地よくなってきた夜。

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