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手持ちの万年筆を描いてみた(3)

はじめに

万年筆は使ってなんぼなので、あの手この手で書くことをしています(笑)
そこで思いついたのが、万年筆を描いてレビューすること。
今回は、お気に入りの2本について書いてみました。

写真:シェーファーサガリス

シェーファー サガリス(字幅F)

シェーファーという名前は、なんとなく聞いたことがある高級筆記具のメーカーというくらいしか知りませんでした。
調べてみると、100年以上の歴史があり、アメリカの元大統領も愛用したそうです。
クリップにある白い玉(ホワイトドット)がトレードマークです。
この万年筆に出会ったのは、岐阜県にある「TEGAMIYA」。
たくさんある試筆用の万年筆の中で、シェーファーの書き心地が一番好みでした。
他には、ウォーターマン、ツイスビー、カヴェコ、国産各種がありました。

鉄ペンですが、程よいインクフローがありサラサラ書けます。
書き味はパイロットのコクーンに近いですが、同じFでも字幅がシェーファーの方が若干太いです。
キャップは嵌合式ですが、閉める時に少し抵抗があり、そこから力を少し入れて押し込むと吸い込まれるようにパチっと締まります。この感覚がなんとも気持ちいいです。
細身の軸は、真鍮製で重厚感があり、適度な重さがあります。
商品名のサガリス(SAGARIS)は、古代ギリシャにおいて神聖なものの象徴だった両刃斧のことらしいです。
ペン先に放射状の線が刻まれていますが、この斧がモチーフとか。
なかなかかっこいいペン先です。

写真:パイロット コクーン

パイロット コクーン(字幅F)

私の鉄ペンに対する価値観や評価を根底から覆してくれた万年筆です。
鉄ペンですが、程よいインクフローがありサラサラ書けます。
これが、日本語を書くのにちょうどいいと思います。
書いていて気持ちが落ち着く感覚は初めてです。
字幅は、FとMを持っていますが、Fは日記などを落ち着いて書く際に繊細な文字が書けます。Mはメモを取る時にガシガシ使っています。
丸みを帯びたデザインは、繭(コクーン)をイメージしており、落ち着いたメタリック塗装は高級感があります。
真鍮製の軸は適度な重さがあり、筆記しやすいです。
あまりにも気に入ったため、立て続けに3本購入しました。
ちなみに、3本買ってもギリギリ1万円未満と財布にも優しい万年筆です。
私に、万年筆の良さと書く楽しみを改めて教えてくれた一本です。

私が書いた、万年筆・文房具関連の記事を集めました。

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