見出し画像

ご質問にお答えしてみるシリーズNo.4は、「将来の見通しについて」

障がいのあるお子さんは、自分が通ってきた道と違うので、中学・高校、その先の進路、大人になるまで障がいのある方の世界と接点がないと、見通しが持てず、不安ですよね(TT)

なんとなく、王道はあるものの、中学までは義務教育ですが、実はその先は自由!だったりします。
これは障害あるなしに関わらずですが・・・

で、「見通しを持つためのポイントは?」ということですので、私が思うポイントを上げさせていただきました。

まずはやはり「知ること」
・大人の障がいのある方と是非接してみてください!色々感じるところがあると思います。

・制度は実は結構変わったりします。なので、一度調べたらOKということではないのが残念なところ。
でも、ああ、今はこんなことも制度があるのねぇ!と知ることは安心につながるんじゃないかと思います。
逆に、「これはないのか!」というのは、時間をかけて作って行ったり、訴えていったりすることもできます。

・そして、自分の子どもがどういうタイプなのかを知ることも大事だと思っています。
中・高校生以上になってくると、親の言いなりにはなりません(というか、いつまでも親の言いなりなのも、私個人的にはちょっと心配だったり・・・)
何が好きかな?何が嫌いかな?よく観察しておくと良いかと思います。
他人のお子さんの選択が、自分の子どもに当てはまるとは限りません!!
ダウン症のある子でも、性格は本当に千差万別です。

・自分を知る
実はこれって、あまり言われないんですけど、大事だなぁって私は思っています。
「自分の思いや価値観、快・不快」
これを自覚することが、子どもとの境界線をはっきりさせてくれるんじゃないかと思います。
どうしても一心同体になりがちですが、親も子も一人の人間で、全く違う人格の持ち主ですから・・・。

・アンテナを張ること
今回のコロナのようなことがあると、世の中ガラリと変わっていきます。
こんなにも今までの当たり前がころっと変わってしまうのかと、私もびっくり。
福祉の世界も、あゆみは遅いですが、5年、10年で結構変わったりします。
また、SDGsの取り組みや、障害者雇用、街づくりなど福祉ではないけれども、障がいのある人にも関わる取り組みなどは、福祉業界からは案外情報が入ってこないような気もしています。(みなさん、お忙しいので仕方ないと思っております)
そんなわけで、そういうところにはアンテナ張っておくといいかなぁと思います。

・人に聞くこと・頼ること
とはいえ、全部を一人でやるのは無理ー!!ってことで、人に聞いたり頼ったりできるといいかなと思っています。

私の場合は、子どもが生まれる前から福祉の世界にいたことが子育てにとても役立ちました。
そんな経験から、IKKAのダウンインターンのジョブメイトの取り組みを行っています。

福祉の知識は、日本に帰ってきてからちょっとアップデートしました。
通信制の学校で社会福祉士の受験資格を取りました。
そこまでしなくても、放送大学や星瑳大学などの通信制で単科履修したりするのもオススメです。
福祉の歴史を知っていたりすると、どうして今こうなっているのかがわかったりして興味深いです。

そして何より仲間との情報交換はとても助かります。
全国の自分と似たような価値観を持っている仲間が「こんなのあったよ!」「これいいね!」というものは、自分にとっても素敵なものである確率が高い!!
遠い海外の実践例もいいけれど、同じ日本の中で素敵な取り組みをされているのを知ると、とっても勇気をいただけます!
全国、世界の人と繋がれる、いい時代になりました。
ということで、私もいつもみんなに助けられています。

SNSも有効かと思います。
いつも素敵な情報をシェアしてくださる方のフィードをフォローして、お裾分けをありがたくいただいております。

ということで、お答えになったでしょうか?
また何かありましたらお気軽にコメントください!

ご質問、ありがとうございました!

#21トリソミー
#ダウン症
#ダウン症候群
#ダウン症児のママ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?