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「脳の個性」と社会との調和について考える

✔️日々、忘れ物が多い
✔️集中力が続かない…
✔️切り替えが遅いし出来ない
✔️マルチタスクが苦手

☑️片付けられない
☑️常に遅刻

🔘想像力が働かない為に 
酷い言葉で相手が傷つく、落ち込む、が理解できない

🔘見えない事に不安になりすぎる
🔘こだわりと思い込みが強すぎる

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夏休みのせいなのか?
私の主催するカウンセリングコースの生徒さん達から ご家族に関する相談が増えています。


上記の様な傾向が常に見受けられる場合、年齢、環境にもよりますが発達障害のひとつであるADHDとかASD(自閉スペクトラム)などの可能性を視野に入れる必要があり医療機関での検査を勧めています。



ADHD(注意欠如・多動症)の場合、脳機能の障害の為に、本人の意志の力ではどうにもならないケースが多いのです。

そしてそれらは早期に認められる脳の働き方の違いによって起こる事なので親の子育てが原因となるわけでもありません。


それによっては対処法もわかり、お互いが楽になる事があります。

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私たちの脳には「遂行機能」という認知制御機能があって

目標や計画を立てたり、状況判断や行動を制御する時などに使われます。
ADHDの方はその遂行機能に
障害があると言われています。

やればできる人が
怠けているわけではないのです。

本人も どうしたらよいかわからず困っていたりします…

(他の事は出来たりするので、周囲からの理解が得られないと言う事もあります)

汚部屋、毎回の遅刻、トラブルの度にパニックになる、感情に飲み込まれやすく状況判断ができなくなる、強い言葉を使う…症状は色々ですが

他人を巻き込み迷惑をかけるケースも多いので同居する方にとっては
「それも個性、これも個性」
では済まない事が多く、今度はその方達か 参ってしまう…


もし医療機関などで検査して、そうであったで場合、必要なのは叱責や批判ではなく理解あるサポートです。その方法も相談できます。

*しかし そもそも検査に行くプロセスも大人になればなるほど微妙な問題でもありますね…

生まれつきの脳機能障害の場合
現時点では特効薬はないと言われていて…いかにうまく付き合って、
対処していくか?が大事です。

家族のサポートには工夫が必要。

☑️集中力の維持出来る範囲内でルールを決め、結果が見えやすい形でモチベーションを高める…
(子育て全てに言えそうです💦)

☑️片付けに関して言うと
要・不要の基準を明確に
一定期間(たとえば1年以上)使わなかったものは捨てる…など仕分けする、とか。
(これも…あらゆる人に当てはまりそう💦)


☑️取り組む時間と範囲も大切で
20分→30分→40分と集中力が持続出来る体質に育てていく、とか。

☑️まずは、衛生的な事、約束事から優先していき、次に空間と広げていく、など 意識するのも良いのかも。


どんなカウンセリングでもお伝えしていますがスモールステップが基本。


アドバイスをした時に

「わかった」「やる」
そしてすぐ「謝る」人ほど 

実は理解できていないし、結局は続かないのです…

その答えで逃れてきた🟰流れ方を学習してきた過去があるのかも?

そして、それらの場合、単に内面を深掘りする、という方法が必ずしも得策ではなかったりします。

かえって症状がひどくなったり
逆ギレするパターンもあります。

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これらの事はADHDの方だけでなく、片づけが苦手な人や心の片づけを後回しにしてきた方にも必要なサポートと言えます。


どんな人にも 気づく、学ぶという
扉を開ける日がくる…

私は基本、その人の「学びのタイミング」を信頼しています。

気がついたら周囲から人が減っていき、孤独になり、相談にみえる…そんなケースってとても多いのです。


人はそれぞれ、大なり小なり
社会の何かしらに属しているし
そこでのルールみたいなものを把握することで 

わざわざ摩擦を産まなくて済む
他人を傷つけずに済む
回避できる事がある…
それ、大切な事だと思います。


(もちろん周りに合わせて
我慢のし過ぎ、などは論外です)

脳の個性は否定する必要も無いし人と同じである必要も無いけれど

本人が自分のタイプを知って それを使いこなせたら 活かす事ができたら、それで自信が持てたらいいなあと思うし、同じ様な悩みを持つ方が 減るのかなぁ、なんて思っています。

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今回の脳の個性とは少し違うかもしれないけれど

ネットで見かけた言葉です。
こんな方がほんとに減っていくといいです…


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