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里山「ハレとケ」プロジェクト〜2021年の出会いとnoteと娘の落書き

2021年 M図建築工房10年目のこの年、いつもお世話になっている不動産屋さんから「M図建築工房さん寄りの物件がありますよ!」と紹介されたのが空港近くの郡司分に700坪ほどの里山に築75年の古家付きの広い土地。
その1年前に清武町にあった江戸期の築100年超え古民家を契約寸前で逃した件もあってすごくありがたいお話でした。

しかし第一印象は荒れ果てた山に境界線を超えた擁壁、シロアリ付きの家とネガティブ満載の条件でした。敷地も段差だらけのゴミだらけ屋敷に今にも倒壊しそうなブロック倉庫にと、とてもやりがいのある案件だと直感的に思いました。何日も家の観察をしてみたり簡易測量してみたり登記や不動産資料を読みこんでみたり荒れた山に虫に刺されながら登ってみたりと相当、買うか悩みました。


戦後すぐに建てられた民家
ジャングル
タイルが割れて漏水中
白アリの住処となった台所
竹藪となった荒れた山

そんなある日、散歩がてら、娘と里山を見に行った時、オレンジの夕日とあい重なってかわかりませんが、なんか突然に昭和のにおいがぷんぷんしてノスタルジーな雰囲気と感覚になりました。不思議な感覚と自分の直感を信じて、その場で不動産の担当者さんに「里山を買います」と電話したのを覚えています。

芝犬のまつりと娘と里山入口道

流石にノープランでは妻にも会社にも買うとは言えませんので直ぐに隠密行動にて事業計画を立てるための里山計画を練りはじめました。
まず自分の頭にあるものを全て書き出します。最近はスマホですが一部ノートにメモが残ってました。娘の落書き付きです。

娘の落書き付き
どうする里山

プロジェクトは完成して事業を成功させる事がもちろん目的ではありますが僕は計画を練る時が一番好きです。夢に向かうワクワク感と自分が経験した事のない新しいミッション性、それが大きなほど協力してくれる人達のチーム力も必要になります。
2021年の里山との出会いでしたがここから大変が続いていきます。なんなら大変が増幅していきます。自分が会社が成長する為の試練であり修行だと思うしかありません。
このmemoから2024年の今に至るまでどうなって進んでいくのか3年経った今でも完成に程遠いですが自分がチャレンジしてきた過程をここに記す事ができたらとおもいます。

測量図の確認
境界を越境した擁壁・ブロック