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COP27のゆくえ
太平洋の島国マーシャル諸島共和国マジュロ環礁のビーチでは、海面上昇のせいかヤシの木の根元がえぐられています。
エジプトでおこなわれている気候変動に関する締約国会議『COP27』では「途上国への損失と損害」もテーマになっています。とかく途上国、中でも太平洋の島嶼国は気候変動の被害者という意識が強いです。
途上国は気候変動に対しては脆弱です。かと言ってドナー国は途上国にとってそれを支援することが本当に適切なのかを見極めなければなりません。ソーラー発電が欲しいと言われても、使い古したバッテリーは適切に処分されるのか?決してそこらに捨てないようにするとか、です。
ソーラー発電のバッテリーは概ね3年ほどで交換しなければなりませんが、不要になったバッテリーの捨てられるケースもあるそうです。
以前JICAの廃棄物関連の担当者から聞いたことがあります。
気候変動はブームになっているため、例えば太平洋の島嶼国への援助は今まで援助していなかったヨーロッパの国々も名乗りをあげているそうです。
今までまったく気にしていなかったのに、ここに来て援助しますというのもちょっとおかしい気もします。その裏には中国による太平洋への進出もあるのでしょう。
「被害者意識」と「ブーム」がせめぎ合っているのが気候変動に関しての状況でしょう。
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