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「鯨とともに生きる〜太地町訪問」 行政が描く未来図 ①

和歌山県の太地町をご存じでしょうか?
今回より何回かにわたって、太地町がどんな街か?街として独り立ちするには何をしていこうとしているのか?と伝統を継承しつつ、未来への展望を書いていこうと思っています。


東京から新幹線と紀勢本線の特急南紀に乗って約6時間のところにある紀伊半島の街であります。
紀伊勝浦の隣に位置して、全国で13番目に小さい漁師町でもあります。

今回、そこに行ってきました。
ここは捕鯨の街としても知られています。今まで自分もクジラにまつわるものは数多く取材してきました。
それが以下になります。

  • 小笠原諸島(母島)の水中でのザトウクジラ撮影

  • 東京海洋大での鯨類に関する公開講座出席

  • 千葉県和田浦での小型鯨類の解体現場取材

  • 外房捕鯨株式会社(和田浦)庄司社長インタビュー

  • 利田神社(北品川)にある鯨塚の撮影

  • 伊豆半島にあるイルカの供養費撮影

  • 東洋捕鯨、大洋漁業跡地撮影(下関)

  • 元IWC日本政府代表森下様(現海洋大)インタビュー

ちなみに森下氏インタビュー記事は以下よりご覧ください。

和田浦での小型鯨類の解体現場は以下をご覧ください。

日本は捕鯨国でありましたが、IWC(国際捕鯨委員会)による商業モラトリアム(1982年)によって捕鯨が禁止されてしまいました。しかしこの禁止は、永久的に全面禁止というのではなく、現時点では一旦ゼロにして議論して再開できるようなら再開させまし...

Posted by 南海の放浪カメラマン道城征央(Masa Michishiro)はミクロネシア、小笠原、沖縄の写真で「スローライフ」宣言! on Tuesday, August 1, 2017


そこで最後に残ったのが捕鯨の街である太地町訪問でした。

クジラのモニュメント

街の中心部への入り口にはご覧のようなクジラのモニュメントがあります。
恐らくザトウクジラの親子ではないでしょうか?

第一京丸の全貌

そして中心部に行って目を引くのは写真の捕鯨船(キャッチャーボート)が迎えてくれます。

上のヘッダーの写真の方が驚くかも知れません。私は驚きました。なぜなら車の進む方向に船があるのですから!
でも実際は船の前で道路は右に曲がります。

このキャッチャーボートの展示物を見ただけで捕鯨の街に来たというのを実感します。

太地の漁港

太地は紀伊半島の海に面した街ですが、背中には山々が広がっています。
目の前に海背中は山という光景はまるで伊豆半島に似ている部分があります。

漁協の建物

ここがメインストリートでしょう。漁業があり、右側には漁港、写ってはいませんが、左側に漁協直営のスーパーがあります。

狭い道が多い

ちょっとメインストリートから外れると狭い道が多く、これまた伊豆半島川奈辺りに非常に良く似ています。

この立地条件だけでも、古来まだ交通や物流が発達していなかった時代は動物性タンパク質を摂取するにはクジラしかなかったということがよくわかります。

これが太地町の全貌でしょうか?
ホント小くてのどかな街であります。

続く・・・

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