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環境を整え、振り返る。

バッグの中身を少なくしようと心掛けることで、部屋のことも気になるようになってきました。

たとえ、小さなことであっても、身の回りを変えることができた、という一つの成功体験が、自分のやる気につながったように思います。

これまで、長らく、部屋の模様替えなど行うこともありませんでした。

いつも仕事で疲れ切っていたからです。

もっと言うなら、現状に対する不満や未来に対する不安、新しいことを吸収しなければという焦燥感にとらわれながら過ごしてきたため、気持ちに余裕を持てなかったのかもしれません。

週5で仕事をし、仕事以外の時間はストレスを解消するための時間で、整理整頓や掃除は最低限すれば良いという感じでした。

今思えば、自分の本当の問題点や課題から逃げて、自分を持て余し、自分とうまく向き合えていなかったと思います。

電子レンジの上に、うっすらホコリが掛かっていたので、拭き取ってみました。
気分がスッキリしたので、電子レンジの中も掃除してみようという気になりました。

油っぽい黒い汚れがだんだん取れて、見た目もスッキリしてきて、気分が軽くなりました。

そうすると、他のところも変えてみようという気になってきます。

本棚の小さな引き出しの中も見てみました。

しばらく使っていないものもあり、引き出しをうまく活用できていないことに気づけました。

一旦、引き出しの中を全部取り出し、活用頻度の高いものに入れ替え、活用度の低いものは、とりあえず外に出したままにしておきました。

いろいろなもので一杯だった本棚は、不要なものが減り、見た目にも整ってきました。

目が向く頻度が高い場所がスッキリすると、気分的な変化も大きいですね。

なんとなく気持ちに余裕が生まれてきたように思います。

家にあったものを整理しているうちに、亡くなった母のことを思いました。

亡くなった母は、何かにかこつけて、食料やら珍しいものを、荷物で送ってくれた優しい人でした。

自分は今までひとりだと思ってきたけど、遠く離れた家族に支えられて過ごしてきたんだなという気持ちが湧いてきました。

いつも愛情を掛けてもらっていたのに、自分のことにいっぱいいっぱいで、母には愛情を返してあげられなかったなと思いました。

母にも、してもらいたかったことがあったのではなかったのではないだろうか?、その声を自分は受け止めてあげられなかったな、と。

自分の幸せを願ってくれていた母を思いながら、自分の能力を社会に還元できる人になりたいという気持ちが湧いてきました。

自分が社会にできることとはなんだろう?

その問い掛けは、これからもずっと続いていくことだろうと思います。


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