見出し画像

国連の本質は、今でも相変わらず対日・対独軍事同盟である

前回の続きです

この標題は本質を知るものは誰でも知っていることで、当然外務省は職務怠慢でない限りは知ってるはずです。でも頬被りして国民を騙している。日本人の英語力の弱さ(これも愚民政策の1つと疑わしいが)を突いて、英語発信と日本語発信を切り分けているのは朝日新聞と同じ。
このことで今でも忘れないのは、英語では「force to work」と書いておいて「force to workは強制労働ではありません」と外務大臣に強弁させたのは外務省。その時の外務大臣は岸田さん。全く信用できない連中です。それが今や総理(^^;) 日本って何?
また、「国連中心主義」というのが、ほとんどの日本の政治家の頭の中でしょうが、これも頬被りして国民を騙しているのでなければ、いかに狂ってるかは日の目を見るよりも明らか。いつまで敗戦国でいるつもりか?政治家個人はそれで楽して稼げるのでしょうけど、国民は搾取されるだけ。

では、国連について

(1)国連についての特記事項

1)敵国条項をまだ含んでいる。<敵国条項:国連憲章53条、77条、107条>
・第二次大戦中に連合国の敵国だった国が、第二次大戦で確定した事項に反したり、侵略政策を再現する行動等を起こした場合、国際連合加盟国や地域安全保障機構は、安保理の許可がなくても(自由に)当該国に対して軍事制裁を科すことができる。
・敵国がどうすれば「敵国でなくなるのか」についての明記はなく、原則的に敵国は永久に敵国であり、旧敵国の起こした軍事行動に対しては、平和的解決も話し合いも必要なく、軍事的制裁を下すことができる。
・敵国とは日本政府の見解では、日、独、伊、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、フィンランド
・政治家や国民が本当に理解しているのかどうかですが、日本の尖閣諸島の実効支配が中国によって「旧敵国による侵略政策の再現」と見なされたら、中国は国連の「敵国条項」の下、理屈としては話し合いもせずに軍事的制裁を下すことも可能。国連中心主義だと、尖閣どころか沖縄も失いかねません。

2)元々は1942年1月1日の「連合国共同宣言」(Joint Declaration by United Nations)が嚆矢。
・ワシントンで、米英ソ中など日独伊と戦っていた26カ国の連合国によって署名された宣言
・日独伊の枢軸国に対する徹底的な戦争遂行と、単独不講和・不休戦を誓約
・その後、45年3月までにさらに21か国が署名。この宣言の署名国であることが、国際連合の原加盟国となる資格の一つとなった。
その後の流れは、列強だけで進めているのは明らか。
・ダンバートン・オークス会議(1944年8月:米英ソ、10月:英米中)
サンフランシスコ会議で採択された国連憲章の元になった「ダンバートン・オークス提案」を採択。
・ヤルタ会談
常任理事国(米英仏ソ中)の拒否権を決めた。発足前に常任理事国がいるつまり常任理事国が選ばれるのではなく、先にありき。なので、その他の国はほぼゴマメ。歯ぎしりするしかない。悔しかったら戦争で勝て!

3)国連発足は1945年6月26日。50か国が111カ条の国連憲章に署名。
この時点では第二次世界大戦はまだ終わっていない
・トップは安保理常任理事国。但し、中国は第二列。後進国だし、そもそもは中華民国だったし、対日では負けっぱなしだし。フランスも敗戦国(1940年6月、ドイツに一度降伏)なので同じく第二列。従って実質の列強は英米露。落ち目のはずの「英」が何故残っているのかはとても興味深い。
・その次は恐らくパワーと言う意味では「核保有国」がかなり後ろに並ぶ第三列。常任理事国以外でいうと、インド、パキスタン、北朝鮮、そして公表していないがイスラエルは保有国と見なされていそう。それ以外ではイランは開発中であるは認めているようだ。
・現在の加盟国は190超。但し、第四列以降はゴマメである。日本はゴマメにも入れてもらえない。「敵」である。

(2) 国際法の経緯(以下は参考です)

1)ウィーン会議以降、列強政治が本格的に始まった
・ナポレオンを倒した四国同盟(英墺露普)と仏がナポレオン後の欧州について相談し、ウィーン体制を決定。
これら以外の国に発言力は無くなった

2)そして、ヨーロッパの意志は列強だけで決まるようになる。当時の列強とは英普仏墺露の5カ国
その後、米が関わってきた。ニューヨークの摩天楼はあったほどの経済力。
日本も日清・日露に勝って台頭してきた。
しかし新米の日米は非欧州ということもあり、最初はあまり相手にされなかった。例えば三国干渉(清からの遼東半島割譲に普仏露がイチャモンをつける。日本は戦勝国なのに)。日本はロシアに勝ってから、やっと列強にもぐりこめるようになった。日米が入り込んで、列強の規模が欧州を越えて世界的規模になったことで、。昔からの欧州貴族たちの仲良しクラブの談合(欧州貴族は国を越えて親類同士。個人の絆)では済まなくなった。

3)新参者が暴れて世界を混乱に陥れる
・国際法は慣習法。成文化されない慣行が重要な意味を持つが、これまで共有できていた慣行に共有できていない新参者が入ってきた。それはアメリカ。大統領はウィルソン。
・米ウィルソン大統領は理想主義を持ち込んだ。これが大きな問題を引き起こす。具体的には、「国際連盟」「世界の民主主義化」「民族自決主義」。
・国際連盟のおかげで小国を相手にしなくてはならなくなった。国際法を守れる文明国ばかりではなく、自分の国の治安維持もできないくせに「内政不干渉の原則」を盾に、権利だけ主張する。
・おめでたい新米のアメリカは世界中の国がアメリカ言うことを聞くと誤解して、単純に選挙で民主化が実現できると、アチコチに絡んでいく。(最近では、とある戦略であったことがバレてきているが)。そしてトドメは、何とその国際連盟にアメリカは参加せずと。え~?
・民族自決主義が多民族国家を破壊した。ハプスブルグ家のオーストリア・ハンガリー帝国、バルカン半島の悲劇、オスマン帝国の消滅。「民族」の定義はどこまでも曖昧。人種?宗教?皆が好きなように解釈して民族紛争を激化させる。これは今でも問題を起こしている。チベット?ウイグル?
他人事ではない、アイヌ?琉球?

4)相変わらず列強だけで世界の運命を決めている
・ミュンヘン会議(1938年):
ズデーテンランド(チェコスロバキアだが)のドイツへの割譲を英仏伊独で勝手に決めた。もちろんチェコは蚊帳の外。
・独ソ不可侵条約:
独ソ間でヒトラーはバルト三国と東ポーランドをソ連に譲渡した。もちろん当事国には断りもなく・
・第二次世界大戦の列強たち
カイロ会談<1943年11月>(英米中:ソは不参加)
テヘラン会談<1943年11月>(英米ソ)
ヤルタ会談<1945年2月>(英米ソ)極東密約
ポツダム会談<1945年7月>(英米ソ)

今でも続いている列強による力の支配。日本が安保理常任理事国入りですって?本気で信じているなら、アホ丸出しで世界の笑いものですよ。そう思いませんか?