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一点にピントを合わせると逆に見えなくなる!?

 武学という学問を習っています。学問といっても机に向かってお勉強する訳ではありません。一定の理屈を学んだら、体を使って体幹ワークを行います。
 武道と同じかと思う方もいるかも知れませんが、似て非なるものです。

 武学のなんたるかは改めてお伝えするとして、基本的には、「全ての答えは自分の中にある」という考え方で、体のエネルギー状態を整えるために自分の骨格から整える方法を学ぶという感じです。(かなりざっくりです)

正眼という見方

 その体の整え方の中に「正眼」というものがあります。様々な体の骨格を整えた上で、どこを見るかという事です。エネルギー状態を整える上で、この「正眼」は非常に重要なのだそうです。

 簡単に答えを言うならば、「遠くの森を見る」と言う事です。何か一点に視点を合わせると、エネルギーが通らないのです。
 以前、四葉のクローバーを見つけるのに一つ一つ見ていくと見つからない、と言う話をお伝えしました。

視野の広さ・狭さ

 それがまさにこの「正眼」なのかなと思います。視点を一点に合わせると言うことは、その一点にピントが合っていると言うことですね。そうすると、それ以外の全てがボケる事になります。さらに、ピントが合うと意識もそこに集中してしまいます。まさに視野が狭くなると言う事です。
 視野が狭くなれば、当然見えるものが見えなくなりますね。それによって、探し物も見つからないし、四葉のクローバーも見つからなくなるのだと思います。

 普段から、遠くに視点を合わせ、周り全体を大きく広い視野で見る事を意識したいものですね。そうする事で、きっと今まで見えなかったものが見えてくると思いますよ。
 人間の「眼」って不思議なものですね。

 今回も最後までご覧頂きありがとうございます。お役に立てたら嬉しいです。

岡本昌巳

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