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双極性障害【こんな病気に...】

こんな病気に罹っていなかったら...

こんな人生ではなかったはずだ...
毎晩「このまま目覚めなければいい」と思いながら床に就く。

この病気の発症以来こんな風に考えなかった日はありません。

毎日が真っ暗闇、空に例えれば土砂降りの雨。
良くても厚い雲に覆われた曇り空。

でも、気分が落ち着いているときにふと思うことがあります。

この病気に罹ったから経験できたことがあるのではないか、と。
この病気に罹ったから出会えた人たち。
この病気に罹ったから知ったこと。
人の気持ちだったり、書物だったり、いろいろです。
全て私の貴重な財産です。

勿論、こんな病気に罹らないに越したことはありません。
今の医学では「一生治らない」とされているこの病気。
ですが、暗闇の中に時折見えるこういう光明を増やしてゆけば、まんざら悪くもない人生を送れるのかもしれない。