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「論語」。
今から約2,500年前に生きた孔子の言葉をまとめたものです。
この「論語」について語るほど私はその中身に精通している訳ではありませんが、私が普段、大切にしている「仁」について、安岡定子氏の「やさしい論語」を参考にしながら書いてみたいと思います。

「仁」は「論語」の中に頻出する言葉で、孔子が人にとって一番大切なものとしたものです。
それは「人を思いやる心、慈しむ心」だと私は理解しています。

『巧言令色鮮し仁』

「心にもないお世辞を言ったり、うわべだけの愛想笑いをする人は本当の思いやりにかけている」

どんな美辞麗句よりも、心のこもった心遣いや笑顔が大事だという意味ですね。


『子曰く、仁遠からんや。我仁を欲すれば、相遠きなり』

「仁は私たちから遠く隔たったところにあるものだろうか?いや、そうではない。自分から進んで仁を求めれば、仁はすぐに目の前にやってくるのだ。」

仁は決して難しいことではない。思いやりのある気持ちを持とうと思ったときから、心の中にあるものだ。決して難しいものではない。

孔子は他にも様々な表現で「仁」を語っています。
いずれも「思いやりの気持ち」を意味していると思います。

私が、和太鼓の会に「仁の会」という名前を付けたのは、障がいのあるなしに関わらず、お互いを理解し合い、認め合い、思いやりの気持ちを持って太鼓を楽しむ会にしたい、という思いからです。

仕事でも私生活でも、常に「仁」の気持ちを意識していたいと思います。