見出し画像

珈琲時間【コモドドラゴン】

私の一番お気に入りのコーヒー豆はスターバックスの「コモドドラゴン」です。

ちょっと批判めいてしまいますが、私はスターバックスの店舗で提供されるコーヒーの味の違いを感じたことがありません。
日替わりでいろいろなブレンドを出してくれますが、その違いが分かったことはなく、いつも同じ味にしか感じないのです。
これは私の味覚の鈍さによるものかもしれません。
しかし、スターバックスの豆を買って、家で淹れるとそれぞれの豆の味の違いは歴然としています。
家では自分好みの味を出すために必要な量の豆を使うからでしょう。
もしかしたら、店舗では豆をケチってる?
なんて。
私は深煎りの豆を濃く淹れるのが好きなので、店舗での味は物足りないのだと思います。

スターバックスにはどの店舗にもおいてある豆が20種類くらいあります。
それに、限られた店舗だけで売っている高級な豆を含めれば全部で30種類くらいになるでしょう。
浅煎りのものと高級な豆以外は一通り味わってみました。
スマトラやカフェベロナの重厚な味も好きですが、私はこのコモドドラゴンが一番好きです。

買ってきて最初に封を切ったときにフワーっと漂ってくる香り。
いつもワクワクしながら封を切ります。
ここからこの豆の楽しみが始まります。
豆を挽いているときも、そしてもちろん出来上がったコーヒーそのものも、この香りがこの豆の一番の楽しみです。

独特の香り。
残念ながら、私にはこの香りをお伝えできるだけの表現力はないので、スターバックスのウェブサイトから引用します。

『フレッシュなハーブ、スパイシーな余韻、大地を思わせる風味が複雑に重なり合う味わい。ワイルドでスケールの大きな力強いコーヒーです。』

この説明のすべてが私の感想と一致するわけではありませんが、「フレッシュなハーブ」は納得できる表現です。

コーヒーが「ハーブ」?
そうなんです。
コーヒーらしくない香りかもしれません。
ただ、コーヒーらしい味や香りを楽しめる豆は他にあります。
私にも「これぞコーヒー」と思わせてくれるコーヒーを提供してくれるお気に入りの喫茶店があります。
でも、このコモドドラゴンの香りはコモドドラゴンしかないのです。
私がこれまでに味わった中にはこのような香りを出してくれた豆はありません。
もちろん、コーヒー豆はそれぞれ特徴のある香りや味を持っているので、どれ一つとして同じものはありません。
同じ豆でもその時々で味が異なることさえあります。
しかし、コモドドラゴンほど特徴のある香りは、私は他に知らないのです。

昨日、久しぶりにコモドドラゴンを買ってきました。
眠りが浅くなるので、最近は夜のコーヒーをやめていたのですが、昨日は待ちきれずに夕食後に飲みました。
そして、今朝も早く飲みたくて早々に目が覚め、早速淹れました。

とても満たされた気持ちになります。

今日から3連休。
もしかしたら、この三日間で250gを飲み切ってしまうかもしれません。