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ニッポンの、みせものやさん
という映画を観ました。
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![](https://assets.st-note.com/img/1703928131902-dsGfVwc7jd.jpg?width=800)
江戸時代には300軒もあった見世物小屋。
現在は1軒だけだそうです。
その1軒も姿を消すのは時間の問題です。
興行主が言っていた「やってれば消えるしかないことが分かる」という言葉が印象に残っています。
外国人にはもちろん、今の世代にも分からない日本独特のあの世界。
後を継げる者がいない以上、残念ですが、消えるしかないのでしょう。
日本人にしか分からないこと。
「グローバル化」だの「国際化」だのという流れで日本独特の文化が減っています。
国際化が必要な分野はたくさんあることはもちろんです。
しかし、その一方で国際化する必要がないものもあると思います。
「閉鎖的」などと言われますが、「閉鎖的で何が悪い!」と言いたくなるものがあります。
閉鎖してきているからこそ残っている、守り続けられている日本独特の文化があります。
大相撲。
相撲発祥以来、ずっと守られてきた日本独特の文化はすでに失われてしまったと、私は、思います。
外国人を入れて欲しくなかった、というのが正直な気持ちです。
これは高見山が入ったころから思っていました。
閉鎖的な考えであることは十分分かっています。
しかし、今の大相撲にはもう「礼節」も「潔さ」もなくなっているように、私には、見えます。
それは単に外国人のせいだけではないかもしれません。
世代によるものかもしれません。
だから、歌舞伎にも、能にも、文楽にも、外国人は入れないで欲しい。
閉鎖しておいて欲しい、と思います。
閉鎖しなくては守れない文化が、日本には、あるのですから。
そういうものを外国人に見てもらうのは大いにけっこう。
体験してもらうのも大いにけっこう。
そうあるべきだと思います。
海外で興行して、日本文化を知ってもらったらいい。
しかし、だからこそ、この文化を守らなくてはならない。
だから閉鎖的であって欲しいと、私は、思います。
青い目の歌舞伎役者。
考えただけでゾッとします。