不安と恐怖
私の脳腫瘍は脳の真ん中にあります。
そこにはいろんな神経が通っています。
視神経もその一つ。
腫瘍を摘出した結果、目が見えなくなったら…
そういう障害を持ちがなら強く生きている人たちには失礼なのですが、絶対に嫌だ。
目が見えないで生きるなんて絶対に嫌だ。
一人では何もできない。
こうして文章を書くことも読むことも。
それなら死んだほうがマシだ。
考えると、居ても立ってもいられなくなります。
叫びそうになります。
目を閉じるとこんな思いにばかり囚われて、怖くて目を閉じられない。
激しい痛み。
いつまた痛みに襲われるかという恐怖。
手術への不安と恐怖。
40日間もの入院による「せん妄」の不安。
多くの手術前検査、手術、入院による多額の出費とその後の生活への不安。
怖い。